この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
木刀を片手に、必死でもと来た道に走り出た。
後ろを振り返ると、静まり返った町並みにそぐわない不気味な影が、今まさに門から出てくるところだった。
他の場所に影はいなかったのに、なぜ。
その影は迷うことなくこちらに顔を向けた。
(あ……そうだった。見てはいけなかったんだ)
視線を感知されると言うのは、こう言った状況では嬉しくないシステムだ。
落ちついている時ならば影を見ずに移動することも可能だが、追いかけられている状況で敵を見るなと言うのは難しい。
まずはここから離れなければ。
来た道を戻っていけば駅の方へ出る。
このまま反対方向へ進めば中山道。住宅街を通る道が伸びている。
僕は咄嗟に駅とは反対方向へと足を向けた。
すぐ近くの交差点を渡ると***********************
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コメント
3件
その「黒」影じゃないの…?