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番外編 その5 『みんなが入れ替わっちゃった!?(主含め)』After story
『ルカスさん、執事の節度を守ってくださいね。』
『いやぁ、冗談だよベリアン…。』
『完全に本気だっただろ。』
『ミヤジまで…。』
『アモン、お前は以前から主様に対して不適切発言が多いな?』
『いや俺はただ主様をドキドキさせたかっただけで…。』
『そもそもな…。』
『ハナマルさん?そこに正座しましょうね。執事として如何なものかと。酒瓶を抱えているなんて。』
『いや、それは…』
『何か?』
『ハイ…スンマセン…。』
一方その頃――。食堂にて。
『みんな今怒られてるのか……。』
『はい。ルカスさんに関しては2対1ですし、ミヤジさんもいますから…。言い訳ができないんでしょう。』
『あぁ。ベリアンさんは普段から優しいが怒ると怖いからな。』
『可哀想……。』
(いや半分位は私のせいか…。)
もぐっΨ( ‘ч’ ☆)
私は昼ごはんを口に運ぶ。
『いや、主様も他人事じゃねぇよ?』
『へ?』
ドンッ
ボスキが私の隣に座る。
『あっちはあっちで尋問してるなら俺達は主様を尋問するぜ。』
『え?』
『そうですね。ムーとお風呂に入ってたこと問い詰めなければ。』
『え、あの、それはこの前解決したはずでは…。』
『いいえ。まだあれだけでは弱いです。我々は執事として主様を尋問します。』
『ブーちゃんも逃がさないよ〜。』
『離してくださいー!』
ムーはラムリに捕まえられる。
『俺は尋問なんて得意じゃないけど…が、頑張ります!』
『唯一の味方がー!』
『フフ、主様に尋問なんて楽しそうですね。』
『味方が居ない…。て、テディ……。』
『……。』
(すみません、助けたいのは山々です。でも俺も少しだけ嫉妬したので…。)
『ムゥ(⑉・̆н・̆⑉)』
『ベレン兄さんも参加しようかな〜っと。』
『お前には我の主としての資格を叩き込む必要があるな。』
『えぇ…。』
尋問タイム開始
『まず主様に聞くぞ。なんでムーと一緒にお風呂に入ってたんだ?』
『いやそれは…前も言ったけど1人だと寂しいから…。』
『…まぁ、それは否めないが…。でも、主様、ムーは猫の前に執事だ。俺たちと平等であるべきだよな?』
『え、それは、まぁ…。』
『それで、ムーはなんで主様と入ってたんだ?』
『ボクが主様と入りたかったんです!』
『……。』
(ムー…素直過ぎる。)
『ふっ…。ムー。お前は俺を敵に回したな。』
チャキッ
俺は剣の鞘を握る。
『落ち着いてくれボスキさん。ムー。その気持ちは分かるが…』
(え、分かるの?)
『よし、次からは俺と入ろう。』
『お前モフりたいだけだろ。』
『そうだが?』
『即答かよ!』
『はぁ、主様。俺は別に怒ってるわけじゃない。ただ… 』
ボスキは手で口を隠す。
『妬いただけだ。かっこ悪いけどな…。』
『ボスキ…。』
『分かった。次からは気を付けます…。』
『あぁ。そうしてくれ。』
こうして尋問タイムは幕を閉じた。
そして尋問されてた3組は――。
『ベリアンにあんな怒られたの初めてだよ…。』
『ルカス様が萎れてる…。』
『ルカスさんしっかり!』
『ミヤジに怒られるのは慣れてるけどベリアンに怒られるのは結構来るな…』
『怒られることを慣れるなルカス。』
『全く、ルカスさんは…。』
『疲れたっす…。』
『俺だって怒りたくないんだよ。全く。』
『尋問というより…拷問っすよ。』
『アモン?(^^(圧))』
『すみませんっす…。』
『今日から1週間お酒禁止です。』
『ユーハンちゃん!?お慈悲!お慈悲を!』
『( ̄^ ̄*)ツーン』
『助けてテディちゃん!』
『( ˘ᵔ˘)プイッ』
『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙』
『お気の毒に……。』
次回は番外編6のAfter story!
コメント
5件
なんて,,,なんて最高な作品なんだ !!!!
afterstory面白すぎます🤣