テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
、
『バレー好きなんだ』
不意に耳に届いた声。俺は前の席に座っている女子をちらりと見る。顔立ちは…微妙やな。俺からしたらみんなブスや。
高校の入学式。さっきから廊下に行くとうるさい豚どもに話しかけられて気分は最悪やった。
自分の席で寝ようとしても話しかけてくるとかなんやねん。一種のいじめやろ?これ。
目の前の女豚の視線が俺のスクバにいっている。
ふーん、新しい攻めかたやな。
俺有名人やしバレーめっちゃ上手いってことはいちいち聞かんでもわかるやろが。それで知らないふりして聞いてくるとか性悪やわ~
こういうタイプの人間ほんま嫌いや。バレーを理由に俺と話すきっかけを作るとか。くっだらな。おまえにバレーのなにがわかんねん。おまえと話すことなんかあらへんわ。
「せやけど?」
それだけ返してもう話しかけんなと言わんばかりに机に突っ伏して寝たふりをした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!