テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
稲荷崎高校。
バレー部。
それはもう、部活動という垣根を越えアイドル化してる。
私、〇〇は稲荷崎高校の1年生。
入学してしばらくしてから、宮兄弟を含むバレー部は強いやイケメンや有名で女子から人気があった。
_私は、中学ん時バレーをやっとった。
理由はまだ伏せとこかな。
あんま中学ん時のバレー部の人らぁと出会いたくなくてわざわざ1時間近くかかる稲荷崎高校を選んだ。
それやのに、バレー部という単語飛び交う事になるやなんて思ってもみんかった。
栞「侑くんのセットやばかったなぁ〜」
律「いやいや、治くんやろ!すんごいスパイク打ってたで!かっこよかったぁ〜」
栞・律「〇〇もそう思うやんな!?(圧)」
この2人、私の友達、栞(しおり)と律(りつ)はそのバレー部の有名人の宮兄弟にドハマリしている。
栞と律に私がバレーやっとった事は言うてない。
団扇作ったり、試合見に行ったりとかしてるけど私はそんなんはやってへん。
こんなけ好き!て思えるもんあってええなぁ。
『ん〜2人ともかっこ良かったと思うで 』
2人に付き合って、よく私も試合見に行ったりするけれど、ワーキャー言うたりはせんと見とる。
栞「〇〇、……どっちもかっこええとはいつも言うとるけど、結局あんたはどっち派なん?」
『えっと…w、2人とも同じ顔でイケメンの類ではあるしなぁ……』
律「おうおう、〇〇がどっちかが好きや言うたそんときには戦争なるでそんなん?」
栞「おうおうやるんかぁ?」
2人ともファイティングポーズをとる。
『2人ともやめてwそういうのはバレー部名物の双子だけにしてやww』
_まぁ、ほんまにかっこええなとは思う。
稲荷崎高校のバレーってなんか魅せるバレーって感じで見ていてほんまに楽しいとも思う。
バレーは楽しい。それは知ってる。
知ってるけど__
それに、誰かを 好きになるとか、そういうのは今は__
あんま考えたぁないな。