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※この作品はフィクションです。
実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※似たような話がもしある場合は、即座に削除させていただきます。
※素人の文章のため、大変読みづらい部分があります。ご了承いただけますと幸いです。
「ねぇ、翔ちゃん。僕のこと好き?」
宮舘涼太(5歳)は、砂場で泥団子を作る渡辺翔太(6歳)に話しかける。
「ん?好きだよ?」
渡辺は、宮舘の発言にはてなマークを浮かべながら答える。
「うーん、、、。」
宮舘は、渡辺が自分が思った発言と違うことに頭を悩ませる。
そんな、宮舘を横目に渡辺は、微笑みながら言う。
「どうしたの?涼ちゃん。
翔ちゃんは、涼ちゃんのこと大好きだよ!」
渡辺は、綺麗にできた泥団子を宮舘に見せながら話す。
見せられて泥団子を見つつ、宮舘思う。
(うん。いっか。大好きならいいよね)
宮舘と渡辺は、再び泥団子作りに集中する。
幼稚園の先生が教室の前から「教室の中に入りましょう」と呼びかけがあると、
2人は、教室の近くにある手洗い場で、手を洗い教室に向かう。
その途中で、
渡辺は、何かを思い出したように話す。
「あっ!僕ねぇ、、、。小学校ねぇ、涼ちゃんとちがうとこに行くの!」
渡辺の当然の発言に宮舘は、驚きの表情で体が固まる。
「えっ、、、、、、、!?本当???」
宮舘がその場に固まるのをよそに、
渡辺は、そのまま教室に向かにながら話す。
「本当だよー!ママが言ってたもん!
涼ちゃんと一緒に小学校行けないのやだけど、小学校ない日?は、一緒に遊ぼうね!!!」
渡辺の発言をよそに宮舘は、頭を抱えながらその場にしゃがみ込み、心の中で、考える。
(えっ?えっ?小学校違うの?なんで???)
宮舘が、その場でしゃがみ込んでいることに気づかず、教室に入ろうとした渡辺は、亮太が聞いてないことに、頬を膨らませながら後ろを振り向く。
「もう!涼ちゃん聞いてるの!? あれ?
涼ちゃん?どうしたの?」
宮舘は、渡辺の心配な声をよそに、そのまま泣き出してしまった。
それが、宮舘涼太の最初に体験した、悲しい出来事である。