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hbcのエセ関西弁、ライバーの口調の違い注意、 sik「 」のみ 他の人 名前+「」
本文中にキャラクターの死亡描写が含まれます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
あれから数日たったが、皆元気そうだ。マナくんの病気は薬を飲んでから悪化していない。口呼吸をしても大丈夫だった。他の子も特に変わった点はなく、元気に遊んでいた。
自由時間、俺は皆の様子を見に、施設の中を歩いていた。植物園にはマナくんとカゲツくんとライくんがいて三人で遊んでいるようだった。少し離れたところにはロウくんがいて暖かい日に当たって眠っていた。カゲツくんは最近調子がほんとに良く、周りに闇をあまり纏ってなく、部屋から出て他の子と交流している。ライくんもさらに表情豊かになった。俺は、三人に軽く声をかけたあと 植物園をでて 、他の子を探しに行った。
図書室に行くとウェンくんとリトくんが本を読んでいた。
「ウェンくん、リトくん何の本を読んでるの?」
akg「今ねぇ、絵本読んでんのぉ〜」
彼のギャルギャルしぃ返事がきた。
akg「ねぇ!テツこれ読んでよ!」
ウェンくんが出してきたのは1冊の絵本。
なになに、あらすじは…少年と1匹の犬のお話。もしかして泣ける系か?おいおい俺は21歳+∞だぜ。今更こんなので泣くなんて…
「んグッ、ずビッ」
usm「おいおい泣きすぎだろッコココッw」
akg「悲しめの物語だけどそんな泣くぅ?」
絵本だからといって見くびっていた。マジ悲しい…いやこれは絵本にしか出せない魅力!大人ならすぐ察してしまって考えてしまう物語!全米が泣いた!
akg「はいはい鼻かんでねぇ」
彼は幼いのにとてもママみがあった。
「おぎゃぁ」
akg「でけぇメンズのバブは全く可愛くないから早く戻ってねぇ。」
usm「コッコココッwココココッww」
相変わらず火力が高い。そしてリトくんは笑い過ぎだ。
usm「ぁ、やべぇ電気ちょっと溜まっちまった。笑い過ぎたわ。」
「え!大丈夫?!」
usm「だいじょぶだって!軽く出してくるわ」
彼としては日常茶飯事なのだろうけど。やはり心臓に悪い。いつ悪化するか分からないから、病気は怖い。
「俺もついてくから」
usm「お、そうかなら行こう」
akg「じゃぁ、僕待ってるねぇ」
そうして俺とリトくんは処置室へ向かった。
「大丈夫そ?」
電気を出し終えたばかりの彼に問いかける。
usm「あー、全然余裕。ちょっと楽になったわ。」
彼の言葉に安心し、図書室に送る。
usm「別に着いてこなくていいのに」
思春期の男子みたいなことをいって図書室に共に向かう。途中るべくんを見かけたので、話すためリトくんと別れた。
「るべくん!」
hsrb「?テツ。どうしたんですか?」
「俺は自由時間だから皆と交流。るべくんはなにをしてたの?」
hsrb「俺は……」
彼は少し黙ってから、
hsrb「あれっ、何してたか忘れちゃった。」
思わず、ズッコケる。彼らしい。
「マジ?!じゃあさ、ほら、何をしようとしたか思い出せない?」
hsrb「え〜。んっ〜と。あっ、そうだ。何かを思い出してどこかに行こうとしてたんだ。」
少しだが思い出してくれたらしい。
「うーん。どっか色んなところ回って思い出せないかな?」
hsrb「あぁ、それなら思い出せるかもしれませんね。ナイステツ。」
「デヘヘヘヘ///」
そうして、るべくんに笑い方を軽く引かれ二人で施設の中を歩き始めた。
「なにか思い出せた?」
ある程度施設の中を回ってみたが、
hsrb「うーん、何も。」
何の成果も得られませんでした状態だが、るべくんと話せて楽しかった。
hsrb「けど、テツと話せて楽しかったですよ。」
るべくんも同じなようだ。最近皆と仲良くなってきている気がしてとても嬉しい。もっと仲良くなりたいな。
なんて、思っていると急に誰かが後ろからぶつかってきた。振り向くと、ロウくんがかなり焦った様子で何かを訴えようとしている。普段、冷静な彼からは考えられないような焦り具合だった。
「えっ!なになに、ロウくんどうしたの?!」
彼は俺の袖を引っ張って、早く来い!と、でも言うように目で訴えかけている。
彼の焦りようにただ事ではないと感じた俺らは彼に案内してと言って、走って後を追いかけた。
彼について行くと植物園に着いた。とても嫌な予感がしたが彼について行く。
現場に到着するとそこには、
力なく座り込んで絶望しているカゲツくんと、顔の色が青紫色に変わってぐったりしているマナくんの姿があった。マナくんの口からは黄金色の怪物の姿が見えた。
意識がない、脈がないことを確認した俺はすぐに心臓マッサージを始めた。
戻ってこい
そう思いながらまだ少しだけ温かい彼の身体に力をこめる。
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、同じリズムで、
腕が鉛のように重くなり、汗が目に入り、呼吸が過呼吸状態になるほど体力を消耗した。「もう一度、あと10回だけ」
そんなことを、そんなことだけを考えていた。けれど、どれだけ胸を押し続けても、触れている肌が衣服越しに冷たくなった感覚、彼の身体から生気が失われ、ただ機械的に揺れるだけの人形のように感じる瞬間。「もう意味がないのではないか」などと考えてしまう。いや、まだ生きてるかもしれない。生きて…いるかも。
不意に腕を捕まれ心臓マッサージをしている手が止められてしまう。現実に戻ってきたような感覚がした。掴まれている腕を辿り見上げると、ロウくんが腕を掴んでいた。ロウくんはただ小さく首を横に振る。その瞳には、冷徹なまでの現実と、悲しみが宿っていた。近くにいたるべくんも全てを察したようにこちらを見ている。マナくんの身体の上に置いた手をどけると、少しへこんでいた。へこんだまま固まっていた。そうか、彼は死んでしまったのか。もう生き返らない。もう話せない。もう、笑顔も見れない。
そのあとは皆にマナくんが死んでしまったことを伝えて、外にあった墓地に埋めてあげた。少し遠いところに墓地はあった。マナくんの死に皆悲しんでいるようだった。けど泣いていない。喪失感の方が強いのか。まだ受け入れられてないのか。最後に皆で花を備えて施設に戻った。
皆それぞれの部屋に戻り、俺も研究室に戻っていた。ベッドに寝っ転がる。そしたら涙が止まらなくなって、拭っても拭ってもとめどなく溢れ出てきた。
救えなかった
そんな言葉がずっと脳にこびりついて離れない。激しい後悔と共に涙をながす。皆辛いはず。皆の方が辛いはず。俺は慰めに行かなければならない。そんなことを考えるが涙が止まらない。俺は涙が枯れるまでま泣くだろう。それは皆同じだ。
15日目
マナくんが死んだ。救えなかった。
あとがき
日曜日に出すって言ったのに出さなかったの本当に申し訳ないです。
コメント
3件
初コメ失礼します!ストーリーの設定と書き方、全て好みです!愛読させてもらいます...!
第6話、読み終わりました…。前半の穏やかな日常シーン、特にウェンくんのギャルギャルした口調とテツが絵本で泣いちゃうやり取りにほっこりしたので、ラストのマナくんの急変が本当に辛かったです。テツが必死に心臓マッサージをする描写、そしてロウくんが腕を掴んで止める無言の現実…一気に涙が込み上げました。「救えなかった」という後悔を抱えて涙するテツの心情が痛いほど伝わってきて、しばらく余韻が抜けませんでした。大切な命を失う悲しみと、それでも日常が続いていく切なさを丁寧に描いてくださって、本当にありがとうございます。