テラーノベル
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駅を出ると、人間界のようで、ちょっと違う町並みが広がっていた。ここら辺は、旅行客ウケの良い飲食店がたくさんあるらしい。屋台なんかも出ていた。初めて見る光景に胸が高鳴る。
「すごい、魔法で火を炊いて焼いてる!あそこには魔法で芸をやっている人もいる!」
ほとんどのお店が、魔法で調理していた。自分の魔法を披露している人もいた。大道芸人のようだ。芹奈は、得意げに話を始める。
「魔法界にはね、自分でオリジナルの魔法をつくっている人も多くいるのよ。ほら、あそこの焼肉屋さんも、独自の魔法で調理しているでしょ?」
オリジナルの魔法、か。メイクの魔法とか欲しいんだけどなぁ。そんなことを考えながら、道を進んでいった。芹奈に「あれが魔法省よ!」と言われ、正面を見た。
魔法省は、緑色のレンガ造りで、不気味なオーラを放っていた。責任と不安がぶり返してくる。
———始まる!
芹奈と私は、魔法省の大きな門の前に行き、門番に話をした。
「6級魔法使いのブラウン・芹奈です。魔法大臣様に用があって参りました。人間界の女性と一緒に入館してもよろしいでしょうか。」
門番は、芹奈の言葉を聞くと、無線で何かを伝え、「お入りください」と私たちを中に入れた。中に入るとすぐ、案内の係の人が出てきた。その人に案内されて廊下を進むと、「大臣室」という部屋が見えてきた。
「こちらです。」
その部屋には、黒いドレスをまとった、高身長の女性が座っていた。
「あなたは、故・ブラウン・芹亜さんの妹さんの、ブラウン・芹奈さんですね」
故・ブラウン・芹亜。それは多分、殺された芹奈のお姉さんの名前だろう。 #10に続く
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コメント
3件
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めっちゃわかる!魔法界の町並みの描写がすごく生き生きしてて、屋台とか大道芸人とか、一緒に旅してる気分になったよ〜✨ 特に魔法省の緑色レンガ造りの不気味さが、それまでの楽しげな空気とギャップあって、「ここから本番だ」って緊張感が走ったんだよね! んで、大臣室で芹奈の姉の名前が出た瞬間、「えっ過去に関係あるの!?」って鳥肌たった…🫣💦 次回めっちゃ気になる〜!!