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ショッピングモールの中央ホール。天井を突き破って現れた
巨大な怪物。
体は黒い結晶で覆われ、
赤い目が不気味に光っている。
ガアアアア!!
怪物の咆哮で
ガラスが一斉に砕け散った。
氷室ミナが叫ぶ。
「危ない!!」
次の瞬間。
怪物の腕が振り下ろされた。
ドォォン!!
床が崩れる。
レイとルナは左右に跳んだ。
粉塵が舞う。
ルナが驚く。
「やば……」
「デカすぎ」
ミナが言う。
「Sランク異能体」
「普通の能力者じゃ勝てない」
レイは怪物を見上げる。
「でも」
「倒さないと街が壊れる」
怪物が再び突進する。
ズドォン!!
柱が砕ける。
ルナが影を広げる。
黒い影が床を覆う。
「影拘束!」
影の手が怪物の足を掴む。
ガシッ!!
怪物の動きが止まる。
ルナが叫ぶ。
「今!!」
レイの手に雷が走る。
バチバチッ!!
レイがジャンプする。
怪物の胸へ向かって拳を叩き込む。
ドォン!!
しかし――
硬い。
結晶の体はびくともしない。
レイが驚く。
「硬すぎる!」
怪物が腕を振るう。
レイは吹き飛ばされる。
ドガン!!
壁にぶつかる。
ミナが叫ぶ。
「黒崎!」
ルナが歯を食いしばる。
「まずい……」
怪物が影を引きちぎった。
バキッ!!
ルナの影拘束が破壊される。
「そんな!?」
怪物はルナへ向かう。
巨大な拳。
ドォォン!!
ルナはギリギリで避ける。
床が大きく崩れる。
ミナが前に出る。
「私が止める!」
手を前に出す。
冷気が爆発する。
ゴゴゴ……
巨大な氷が怪物を包む。
氷の柱が怪物の体を拘束した。
ミナが叫ぶ。
「今のうちに!!」
レイが立ち上がる。
少し血が流れている。
「……サンキュ」
レイの目が鋭くなる。
「ちょっと本気出す」
その瞬間。
レイの手の甲の紋章が
一斉に光った。
雷。
岩。
風。
いくつもの能力が
体に流れ込む。
ルナが驚く。
「同時使用!?」
レイが地面を踏み込む。
ドン!!
床が砕ける。
レイが高速で跳ぶ。
怪物の胸へ一直線。
「終わりだ」
拳を振りかぶる。
雷が集まる。
バチバチバチ!!
その拳が
怪物の胸に当たった。
ドォォォン!!!
大爆発。
氷が砕ける。
結晶が崩れる。
怪物が大きく揺れる。
ガアアア!!
しかし。
怪物はまだ倒れない。
レイが驚く。
「まだ動くのか」
その時だった。
怪物の胸が開く。
中に――
黒いコア。
ルナが叫ぶ。
「弱点!!」
ミナも叫ぶ。
「そこを壊して!!」
レイはコアを見つめる。
「なるほど」
その瞬間。
レイの手に
黒い光が集まった。
ルナが驚く。
「それ……」
レイは言う。
「異能吸収」
「これなら」
「奪える」
怪物が腕を振り上げる。
しかし。
レイの方が速かった。
手をコアに触れる。
ズズズズ……
黒い光が吸い込まれる。
怪物の体が崩れ始める。
結晶が砕ける。
ガアアアア!!
怪物が叫ぶ。
そして――
ドサッ……
巨大な体が倒れた。
静寂。
粉塵が舞う。
ルナが目を丸くする。
「……倒した」
ミナも驚いている。
「Sランクを……」
レイの手の甲に
新しい紋章が浮かぶ。
レイはつぶやく。
「14個目」
ルナが笑う。
「ほんと化け物」
その時だった。
拍手が聞こえる。
パチ……パチ……
三人が振り向く。
壊れたエスカレーターの上に
一人の男が立っていた。
黒いコート。
フードで顔が隠れている。
男は笑った。
「素晴らしい」
「やはり君だったか」
レイの目が鋭くなる。
「誰だ」
男はゆっくり言った。
「私は研究者」
「能力の研究をしている」
そして。
静かに言った。
「君の能力」
「ぜひ欲しい」
その瞬間。
男の背後に
複数の影が現れた。
全員――
能力者。
ルナがつぶやく。
「やばい」
ミナが言う。
「組織……?」
男は笑う。
「ようこそ」
「能力の世界へ」
そして言った。
「異能研究機関《エデン》へ。」
新たな敵が
ついに姿を現した。