この作品はいかがでしたか?
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「少年、君のことなんやけど、。」
「ングッ、あ、はい!」
慌ててお粥を飲むこむ少年。
「君の家って祓い屋かなんかなん?」
「えっ、何でそう思うんですか?」
「君の霊力が高いからや。」
「霊力?」
「特別な力の事や。俺達は祓い屋なんやけどその力を使って祓ってる。」
「そうなんですか。」
「この力はそういう家系に生まれなきゃない力やねん。」
霊力とは普通の人にはなく、代々祓い屋などをしている家系ではないと持っているはずのない力なのだ。
「、、でも、俺、、、、分かりません。」
「分からない?」
「はい、俺親が居ないんですよ、。それに幼い頃の記憶がなくて、。」
「そうなんや、、、。」
「はい、、。」
「ごめんな、暗い話させて、。」
「いえ、。」
「それより君は何で七不思議に襲われてたん?」
「学校に七不思議の噂があってそれを確かめに、。」
「噂!?」
思わず大声で叫んでしまう。
「えっ、?」
どうやら何も知らなかったようだ。
「えっとな、七不思議っいうのは元々は強力な悪霊やねん、。」
七不思議はその悪霊を弱体化させてたものを封じたものなのだ。
ただ、弱体化は永遠ではなく噂される事により力を増す。
そんなややこしいものなのだ。
この少年が襲われたという事は封印が解けてしまっているという事。
「やばいね、。」
「そだね、。」
「そやね、。」
「あぁ、。」
「???」
まだ、何も分かっていなさそうな彼。
「あぁ、ごめん説明が足りなかったな、。えっと、簡単にまとめるとその弱体化した悪霊(七不思議)の噂が広がってるせいで封印が解けてるんや。」
「えぇ!?」
ようやく理解した彼に
「そこでやねん、君に手伝って欲しいんや!」
「俺ですか!?」
「君は霊力が高いって言ったやろ?霊力が高いと霊が寄ってくるんよ。」
「はい、つまり?」
「君には七不思議を祓う囮になってほしいんや!」
「俺には荷が重いですよ!それにちょっと、、、、怖いですし、、。」
「そこは大丈夫や!俺達が逃げ足が速くなるように鍛えたるから!」
彼の手を握りしめじっと見つめる。
「、、、分かりました。あの、分かったので、その、、上目遣い辞めてもらってもいいですか、、//////」
「?、何のことや?まぁええわ。」
「これからよろしくな!えっと、、。」
「あっ、ないこって言います。」
「じゃあ、ないこ!これからよろしくな!俺はif。」
「はい!じゃあ、ifさん?」
「まろって呼んでや!」
「まろ、?ですか、。じゃあ、まろこれからよろしく!」
彼、ないこがそう言った瞬間
「ねぇ〜!ifくんだけ仲良くなってずるい!僕が先に名前知ったのに!」
とほとけが言う。
「いむくんの言う通りや!まろちゃんだけその子と仲良うなって!」
「まろ、ずるっ!」
それに続きりうら、初兎が言う。
「べぇ〜!!お前らが遅いからやろ!ガキやしな!」
「はぁ!?ガキは関係ないでしょ!?本当にifくん腹立つんですけど!」
「お前らなぁ、。」
「ふふ、仲良いなぁ、。」
そんな俺らを見て彼は花が咲いたようにこっと笑った。
その笑顔に思わず見惚れるほとけ達。
俺は用事を思い出し、
「ないこ!鍛えるの明日からやから!」
「え”、。」
驚く彼に
俺は意地悪そうに笑った。
実は彼の笑顔にちょっとドキッとしたのは秘密。
コメント
4件
6000まで連打しといたよ✨✨ 続きめっちゃ楽しみ!!