ボツです。まじで変です。
いつか消す予定です。
こういう感じの物語書きたいなー…て感じで書いたので、本当につまらない作品になりました。
最近スランプなので、期待しないで見てください…(泣)。
今回のetさんの相手は不明です。
なので、etさんの相手は皆さんの想像で考えてみてください。
***
運命の赤い糸。
それは、誰にでもあるんだって。
そう、思っていた。
運命の赤い糸を辿れば、絶対、運命の人と出会えるんだって。
でも、私は、もう運命の人と出会ってる。
運命の赤い糸を辿って辿って、辿り着いた先には、君がいたから。
(やっぱり、運命の赤い糸は、誰にでもあるんだ…!)
目を輝かせて、そう思った。
君とは、どれだけ離れていても絶対にちぎれない、太い運命の赤い糸で、繋がれてるんだ。
そう思うと、まるで、君と私の小指に繋がっている運命の赤い糸が見える気がする。
「ふふっ…」
隣にいる君の顔をチラッと見て、ぎゅっと手と手を繋ぐ。
「…ん?どしたの?w」
「…いや、ただ繋ぎたくなっただけ…w」
あぁ…私は幸せだな。
自分の運命の人と出会えて付き合うことができるだなんて。
「…なにそれ〜w」
そう君が言うと、繋いでいる手の指を絡ませてくる。
「…ぇへへっ…」
きっと、君に対するこの想いは、冷めることはないだろう。
だって、私達はお揃いの気持ちを抱いてるんだから。
そんなこと思ってたのは、何年前だっけ。
「…」
ガチャ…
玄関の扉が開く音がする。
私はすぐ立ち上がって、君に駆け寄る。
「あ、お、おかえり…!」
「…まだ起きてたの?」
「ま、まぁ…w」
君がコートを脱ぐと、私にドサッと渡してくる。
すると、ふわっと女性の甘い香水の匂いがする。
「…、今日も遅かったね」
「…忙しいから」
「…そっか、頑張ってるね」
そう言って笑みを作るが、君は私のことを見向きもしない。
「…ご飯は?今日ハンバーグだよ 」
君の好物のハンバーグ。
「食べてきたから。先風呂入る」
「…そっか、わかった」
私が知らない間に、好きなものも変わっちゃったのかな。
***
「…」
君がお風呂から出た後、私になんにも言葉を交わさずにすぐ就寝してしまった。
前までは、お風呂から出た後も、私とたくさん話したり、抱きしめてくれたりしてたのに。
でも、そっか。最近忙しいんだもんね。
「私が支えなきゃ…」
なるべく音を立てないように階段を上り、 私は君が寝ている部屋にこっそりと入り、君が寝ていることを確認してから、毎晩同じことを繰り返す。
「…ねぇ」
君は、もう…私に対する気持ちは冷めちゃったみたいだけど、私はまだ、一度も冷めたことはないよ。
私、君のためならなんでもするから、だから、お願いだから、君から私に話しかけてほしい。触れてほしい。
そっと君の手を握り、私と繋がってる運命の赤い糸を結び直す。
きつく。きつく。
そうしないと、なぜだか君が離れていってしまいそうだから。
「…大丈夫だよ、いつも私と繋がってるからね」
君に対して言ったのか、自分に言い聞かせたのか、わかんないや。
***
翌日の夜、君が大好きなコーラがなくなりそうなことに気づいて、急いで外に出て買い物に出かけた。
(やばい…帰ってくる前に戻らないと…!)
急いで買って、家に帰るまでの帰り道。
君が帰ってくる前に戻るために、なるべく速歩きで帰っていると、少し前からうっすらと声が聞こえる。
「…今日は楽しかったよ」
暗くて顔とかは見えなかったけれど、この声は…私の大好きな声。
「ふふっ…私も…楽しかった」
「…っ」
息を殺して会話を聞く。
「…でも〜…いいの?奥さんは? 」
「あー…大丈夫大丈夫w、別にあいつなんかどうでもいいしw」
「え〜?w、大好きだったんじゃないの〜?w 」
「まぁ…顔はいいけど〜…w、飽きた…かな?」
「え〜ひっどーい!w」
「っ…」
飽きた…?なに、それ…。
私は君のために、こんなに頑張ったのに。
『…et、愛してる』
ぎゅっと抱きしめられて、そっと唇を奪われる。
『…ふふっ、私も…一番愛してるよ』
『…っ…』
『…et…大好き』
嘘、だったんだね。
私は、一体何のためにこんなに頑張って…努力して…。
君にまた、愛の言葉をもらいたかっただけなのに。
「っ…」
涙腺が緩み、一粒の涙が落ちたら、もう止まらなくなった。
「っ…ぅ…ぅあっ… 」
声をなるべく出さないように泣いた。
君に聞かれたくなかったから。
今、ここに私がいることがバレたら、もう…何もかもが終わってしまう気がしたから。
***
ガチャッ…
少し遅れて、君の元へ帰った。
「…ただいま…ごめんね、遅くなっちゃった」
「…別に」
チラッと私を見て、またすぐ視線をスマホに戻す。
「…気にしてない?よかった…」
「…もう寝るから」
「…、そっか、おやすみ」
ダンダンと、階段を登る音が聞こえ、私はさっきまで君が座っていたソファに座る。
「…はぁ」
ソファには、まだ君のぬくもりが残っていた。
一時間ぐらい時間が経ち、私はそっと立ち上がり、いつものように音を立てないように階段を上る。
そして、君がいる部屋の扉をそっと開けて、君が寝ていることを確認する。
「…っ」
寝ていることを確認してから、自分の部屋に戻るつもりだったけど、やっぱりなんだか寂しくて、思わず部屋の中に入ってしまう。
「…あぁっ…」
そっと君の肌に触れて、また数年前のように手を繋ぐ。
数年前よりも大きくなってゴツゴツした手。
「…っ」
やっぱり…離れたくない…けど。
「…ごめんねっ…運命の人じゃっ…、なかったんだっ」
長く居たから、運命の人だと勘違いしただけ。なら、君といる意味なんてない。
私はそっと手を離し、君のそばから離れ、部屋から出て、そっと扉を閉じた。
今日は、運命の赤い糸を結び直さなかった。
***
翌日の夜。いくら待っても、君は帰ってこなかった。
そっと小指を見ると、運命の赤い糸は消えていた。
ただ、強く糸を結ばれたような跡は残っていた。
コメント
5件
うわぁぁぁぁぁぁぁぁん😭 こういう切ない系まじで好きすぎます、、
ちょっとガチで続きが見たすぎます(;。□。;)チャット系じゃないのはあんまり好きじゃなかったけどりりるさんのを読んで大好きになってしまった💕 本当に大好きです〜!!!!!!😭✨️