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続き
「」kn
『』hb
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
言った。
もう一度、奏斗に。
ぽやぽやとしていた顔が赤くなる。
「っあ、え、う、うん…」
と動揺したように声が漏れている。
『好きだよ、奏斗。俺と付き合ってください。』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
奏斗目線
驚いた。
一気に酔いが覚めた。
今日一日ずっと雲雀はいつも通りだったから、
あ、あのことにはもう触れないのだろう、と思い、気楽に話していた。
しかし
電車内では雲雀の喘ぎ声が聞こえて、
今では告白されている。
困る、困る。
自分の気の抜けた声が漏れる、
意味がわからない。
今自分の顔は赤いのだろう。
相手も赤いからどっちもどっちだが。
否、そんなことを考えている場合ではなくて、
返事を、返事を。
頭をフル回転させ必死に答えを探す、
しかし。
堪えきれなくなった相手が先にワインをがぶ飲みし、
『かなとのばぁーか!!』
と回らない呂律で言い放ってから眠りに落ちた。
あまりの忙しなさに驚いたが、徐々に笑いが込み上げてくる。
なぁ、雲雀。
ずるいなぁ、お前は。