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うわありそうな話だ……メンヘラ系リスナー…?うたくん優しい笑続きが楽しみ✨
朝。
「……一睡も出来なかった…」
やっぱり昨日の手紙、気になるって…
気を取り直して、外に出てまた昨日のように郵便ポストを確認する。
「……また、これ……?」
昨日と同じ封筒がポストの中に入っている。
嫌な予感がする。
そそくさと家の中に入り、ソファーで手紙の中身を確認する。
「……やっぱり、同じやつだ」
手紙の内容は、昨日と同じく一文だけ書かれていて、、
「ほかのやつとしゃべんないでね」
……は?訳が分からない。
やっぱり、俺の熱狂的なファンなのか?
それとも、知人?
……とりあえず、あいつらに相談しよう。
ちょうど今日は実写動画の撮影の日だし、あいつらの元にも何か届いてるかもだしな。
そう思ったけど……
「手紙?なにそれ」
「俺んとこなんもないよー?」
「確認したけど僕のところにも届いてないですね」
「俺も……特に変わりないな」
えぇ、嘘だろ……?
「うーん、俺だけか〜…」
「ほんとにどこにも名前書いてないの?」
「うん、書いてない。ちゃんと見たよ」
「なるほどな〜…とりあえず、その様子だと家って危ないんじゃないの?」
「……たしかに。」
「うたくん冴えてるぅ!!」
「特定されてるケースもあるんだもんね…」
じゃあどうする?
答えは簡単。うたくん家に住めばいい。
「うたくんの家に住みます」
「えぇえぇ、ちょっと待てよ」
だって、しょうがないじゃん。
「お願いうたくん…俺のために、お願い?」
露骨に上目遣いをしてみるが、そんなに身長変わんないな。ほぼ真っ直ぐじゃん。
__じゃなくて。
「……あぁもう…しゃーねぇな。とりあえず1ヶ月な」
「え、そんな泊めてあげるの!」
「さすがうたくんですね!」
「やっさし〜!!」
「うるさいうるさい。危険な目に遭ってほしくないだけだよ。とりあえず服はさすがに持ってこいよ?あるだけ持ってきて。」
「りょー!!」
そうして俺は、うたくん家に暫く泊まることにした。