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主🪼 「ブレた写真が好きなんよ」
***
🌸視点
🌸🎼 「…」
スマホを手に取り、精神科を探した。
結局、同じ所になりそう…
いつ行こうかな…
近いうちにって言ったけど…ってか、バイトのシフト調整もしなきゃ…
早ければ明日、無理ならこさめとバイトするのは次の週になりそう…
そんなことを考える。
スマホを取り、精神科とバイト先に電話をかけた
***
🌸🎼 「…はい、」
プツ(電話切
🌸🎼 「あーあ,結局こさめとのバイトは来週にお預けかぁ…」
じゃあ、明日あたり病院に…
☔️🎼 「らんくん?」
🌸🎼 「ッ、(ビクッ」
☔️🎼 「電話してた?」
🌸🎼 「う、うん、…」
あれ?こさめ?
なんで部屋に…
🌸🎼 「どうしたの?」
☔️🎼 「その…ちょっとだけご飯持ってきた…あとででいいから,食べて?」
🌸🎼 「…」
こさめを犯した事。
こさめにトラウマを植え付けてしまった事。
全部全部忘れたいのに、こさめを見るたびに思い出す。
まぁ、俺なんてどうでもいい。
こさめの傷が癒えればいい。
☔️🎼 「えっと…後で食べる?ここ置いておくね」
🌸🎼 「うん、ありがとう」
☔️🎼 「…元気ない?」
🌸🎼 「…こさめ?」
☔️🎼 「ん?」
🌸🎼 「おいで?(立」
☔️🎼 「え?あ、うん…」
クルッ
(※🌸が☔️を椅子に座らせる)
☔️🎼 「ぇ、(座」
☔️🎼 「らんくん?」
🌸🎼 「…(頬触」
チュッ
☔️🎼 「…………?」
🌸🎼 「……」
あ
キスしてる…
***
☔️視点
昨日と同じくらいくどい。
接触自体は軽いのに、どうしても、くどさが残る。
🌸🎼「…こさめ…こさめが好きなんだよ…」
🌸🎼 「俺…こさめしか見れない…」
🌸🎼 「だから…思い出したくないこといっぱいあるのに…」
🌸🎼 「…埋めて…」
☔️🎼 「え?」
🌸🎼 「埋めて…こさめで…」
🌸🎼 「頭の中こさめでいっぱいになりたい」
☔️🎼 「…らんくん…?」
***
🌸視点
だめ…襲っちゃダメ…
せっかく抑えてた…
昨日無理させたばっかりなのに…
なのに…また無理させる…
明日病院…明日病院…ッ
🌸🎼 「ッ…(ポロポロ」
☔️🎼 「ら、らんくん…?」
☔️🎼 「泣いてるの?大丈夫?」
🌸🎼 「こさめ…ッ」
こさめの傷が癒えればいいなんて、戯言だった…
本当は、もぅ楽になりたいんだよ…
俺のトラウマ…全部無くしてほしい
上書きしてほしい…
こんなのこさめのトラウマを抉り返すようなものだって分かってる…
だけど…
俺…もう頑張ったと思うよ…
今日も明日も、俺たちは一日中バイトがない
だけど、明日は病院。
こさめ…
こさめに会ってから…ちょっとおかしいんだよ…
あの日、雨の中、塾帰りに公園でひとりぼっちだった君を見て、
惹かれたんだ…
綺麗だなって…
***
ー??年前ー
🌸視点
🌸🎼 「雨やば…(笑」
今日もお母さんはお仕事
塾に迎えに来てくれる訳でもなく、ただ傘を刺して帰路に着く
いつも同級生の笑い声が響く公園では、声はしなくて、ポツンと、人影だけが見えた
水色のくすみのかかった綺麗な髪
透明な傘越しに透ける小さな後ろ姿
少し近寄る
🌸🎼 「ねぇ、雨大丈夫?」
🌸🎼 「お家帰らないの?」
☔️🎼 「…こさめ、しせつから抜けてきたの」
お家じゃないの?
🌸🎼 「施設?何で?」
☔️🎼 「…」
☔️🎼 「こさめ、捨てられちゃったの。」
え?
☔️🎼 「お母さんたちと離れ離れになっちゃってね、しせつって場所で過ごしてるの。」
☔️🎼 「.…誰もこさめのこと好きじゃないから、貰ってくれないんだ。」
🌸🎼 「こさめは施設がきらいなの?普通のお家がいいの?」
☔️🎼 「しせつはお家とは違うの…」
☔️🎼 「誰も貰ってくれないし…」
☔️🎼 「だから…」
綺麗…
🌸🎼 「じゃあ、いつか俺が貰ってあげるね!お金貯めて、お家で暮らそ?」
☔️🎼 「へ?」
☔️🎼 「貰ってくれるの?こさめのこと」
🌸🎼 「うん!困ってる人は助けるの!」
🌸🎼 「大丈夫だよ!」
🌸🎼 「おれゆうしゅうなんだ!」
🌸🎼 「だから、絶対迎えに行く。それまで、しせつで待ってて。約束」
とても綺麗だった。
こさめ自体が…すごく…
初恋だったのだろう
少しの間、あの感覚と共に、忘れていた
こさめのこと…
あの日、腕を掴んだ時にも、擦り寄った時にも発した声で何となく分かったし、
2度…初恋をした…
忘れるなんて馬鹿みたいだよね…(笑
でも、迎えに行けたよ。
こさめが綺麗なままでいてくれたから…
主🪼 「今回長…(笑)どうやって次回繋げようか…?」
コメント
2件
よーし桃桃そのまま毎日(((())))