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「なんだったんだ……」

「でも銀さんを拐った人がようやく分かりましたね……アジトの____銀さんの居場所は分からないままわけですが」

ブラックは溜息を吐く。すまない先生はというと額を抑え、天井を仰ぐ。

「じゃあやっぱ振り出しか……」

「そんなわけないでしょう?」

ブラックは仮面の下で僅かに笑う。

「私だって首を絞められた時何もしていなかったわけではありません」

そう言ってブラックは小さな通信機的なのを取り出した。

「あの女性の服によく調べないと分からないくらい小さな発信機を付けておきました。これでアジトの場所は分かるでしょう」

「いつの間に……さすがブラックだね」

カタカタカタ……

ブラックがパソコンを開く。

「見てください。居場所が筒抜けですよ」

ブラックがクスクスと笑う。相変わらず腹黒いなぁと思いながら剣の手入れをする。

「アジトの場所が分かり次第銀さんを助けに行けるように準備しておくよ。他のみんなにも伝えておくね」

「ありがとうございます」

そう言うとブラックは再びパソコンに向き直った。


「はぁ……はぁ……はぁ……」

リデルは息を切らせながらアジトの自室に逃げ込むように入る。

「……ど、どうしたら……トアール様の命令を遂行できなかった私は……このままでは……」

しかしそのまま部屋で蹲っているわけにはいかないため、ふらふらと立ち上がり玉座の間に向かった。


コンコンコン……

「……失礼します……」

「……どう?リデル」

リデルは震えながら口を開く。

「……も、申し訳ありません……途中で不測の事態になってしまい……仕留められません……でした……」

罰を覚悟であった事そのままに伝えた。するとトアールは玉座から降りる。

「……リデル。よく頑張ったんでしょ?結果は芳しく無かったかもしれないけど、精一杯頑張ったんだからいいじゃない」

そう優しく声を掛ける。そのままニッコリと笑うとそっと屈む。そしてリデルの服の裾を引っ張る。

「!?」

「発信機がついてたよ。全く……あいつら悪質な事をするね」

そう言って発信機を握り潰した。

「……とは言えこのアジトの場所は割れた。攻めて来るだろうから、抗争の準備は整えておいてね」

そう言うとトアールは玉座の間から出て行った。自室に戻ったのだろう。

「……トアール様の身を脅かす者は誰であっても許しません……」


「あっ……」

突然声を漏らしたブラックにすまない先生が

「どうしたの?ブラック」

と問う。

「発信機が破壊されました。恐らくバレたのでしょう」

そう言って苦い顔をする。すまない先生は目をスッと細める。

「場所はもう掴めたんだよね?」

「はい」

「じゃあやる事は一つだ」

すまない先生は彼方をしっかりと見据える。

「明日アジトを襲撃する____いいね?」

「はい」

白銀を染めし闇の宝冠

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おお!やっと敵のアジトが割れた! ブラック流石だわ…それにしても腹黒い… すまない先生達!はやく銀さんを取り戻してくれ!

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