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大体、この家に来てから1ヶ月半、親友のたまとしゃけは他界してしまった。そして今日、さくらまでも死んでしまった。この死の連鎖は他人事じゃないって痛いほどわかった。最期に抱きしめてやりたかったけど、魚だからできなかった。ヒレを使って抱きしめようと思ったけどできなかった。隣に寄り添って泳いで短い期間の感謝をした。あぁ、オレはまた一匹ぼっちだ。強力な病気に勝てる気がしないけれど、なんとか感染を防ごうと誓った。
連鎖がおさまったのは、さくらが亡くなった数日後だった。残っていた奴ら、やんちゃな「やんすけ」、真っ赤な鱗が魅力的な「ルビー」、黄色と赤とオレンジでグラデーションになっている鱗を持つ「りんご」、薄っぽい色の「タラ」、病気に耐えようとした「だいふく」、みんな白点病によって亡くなってしまった。もう、残っている金魚はオレと「ヤツ」しかいなかった。
「ヤツ」は名をもらい、「カジキ」というらしい。オレも名をもらって「フェルマー」という名前になった。お互いに名前の由来の話をしたりと、オレはカジキと仲良くなった。
ある日、オレは模様有りの金魚に憧れていることを話した。するとカジキは
「君のような憧れられる金魚ならきっと素敵な模様を得られるさ」
と言ってくれた。なんて優しい金魚なのだろうか。
気づけば黒い模様を得ていた。まだ薄っすらだけど、これもオレの個性。カジキはいつも通り、ロケットの速さで泳いでいる。
模様が無くなった?!と焦った。これじゃ見分けがつかないんじゃ・・・と思ったけれど、また模様有りになれるように期待しておこう。リニューアルってことだと思っておこうかな。
なんか目の前にまんまるぽっちゃりの金魚がいるんだが(笑)新人金魚か?オレはスマートで美しい金魚だから色々と教えてあげよう。
カジキに冷静に
「それ、君だよ。ガラスで映ってるだけさ」
と言われて凄くショックだった。カジキよりスタイル抜群になるためにご飯は大体カジキにあげることにしようと決心した。
鱗が一枚剥がれちゃったのでメ◯カリにオークションで出すことに!アカウント名は「フェルマー金ちゃんず」だ!
いくらになるかな♪売れたお金でめっちゃうまいと評判の生きてる藻を非常食として買うんだ!
よ〜し!メ◯カリオークションで落札されたぞ〜っ!どれどれ・・・8000円だ!生きてる藻、このお金で買えるかな〜?