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「しゅっぱーつ!久々だぁ、外食」
「元貴、本当によかったのか?」
え、なにが?
外食ってどんなのか気になるし、お兄ちゃんたちが楽しそうだから、楽しいことが起きるのかなぁってワクワクしてるよ。
「しんどかったらすぐに言えよ。無理する必要ねぇからな」
「じいちゃん、裏道通っていきたーい」
「かしこまりました」
おじいちゃんは、メンキョ?だっけ。持ってるんだね。今日は、お兄ちゃんが前に乗るんじゃないんだね。隣にいるって、なんだか落ち着く。
「滉斗が20歳になったとき以来だから、2年ぶりくらい?」
「俺ももう22か」
お兄ちゃんのお祝いに行ってから、一度も行ってないなら、今日はものすごく特別な日だね。凄い人たちでも、やっぱり、特別な日ってワクワクするのかな?
「到着いたしました」
「じいちゃん、ありがと~」
「ありがと」
ありがとうございます。静かな道通ってくれたし、全然揺れなかった。凄いな、おじいちゃん。僕もいつか、車、動かせるかな?
「よーし、いっぱい食べるぞ~!」
「あんま騒ぐなよ、涼兄ぃ」
凄い、風が気持ちいい。葉っぱが紅くなってる、葉っぱって、緑だけじゃないんだ。少し寒いな、でも、お兄ちゃんの手はいつも通り温かい。お兄ちゃん、寒くないの?
「俺は別に。寒いなら、これ着とけ」
うわぁ、大きい。お兄ちゃんの着てた服、僕にはダボダボだ。でも、お兄ちゃんに包まれてるみたいで、温かい。
「いらっしゃいま……せ!?」
「3人、行けるかな?」
「ご、ご案内します!」
すごーい!ひろーい!……人いっぱい。ざわざわしてる。みんな僕のこと見てる?やっぱり変だよね、お兄ちゃんたちみたいに凄くないし。……ちょっとうるさいかも。
「悪い、出来るだけ静かなとこにしてくれ」
「かしこまりました!」
うるさい……けど、ここで逃げたら、お兄ちゃんたちが困っちゃう。みんなに変な子って思われる。それに、今日は僕のお祝いなんだ、頑張らないと。……ん?少し静かになった?
「ノイキャンのヘッドフォン。多少静かになるだろ」
ノイキャン?ヘッドフォン?よくわかないけど、耳のところが隠されてて、なんだかざわざわしてるのが小さくなった。これ、お兄ちゃんの物かな。僕が使ってていいのかな。
「こちらにどうぞ」
「ありがとう~」
「ごゆっくりお過ごしください。失礼します」
お店のなかに、小さいお部屋があるんだ。ここなら他の人が見えないから、普段のお兄ちゃんたちとのごはんと同じ感じ。さっきまでバタバタしてたから気付かなかったけど、落ち着いたら、お腹空いた、かも。
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コメント
3件
若井さん、大森さんのことを想定して持ってきたのですかね…?弟思いすぎます!! 大森さんの自己否定、早く治って自分に自信が持てるようになるといいですね!!