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最下層の扉の前で覚悟を決めて門を開ける。

中は入り組んだダンジョンが続いているだけに見えたがそうじゃない。それが何を意味しているのか分からないが私はとっさに

「突っ込むのはやめた方が良い気がする…」

そういったと思う

「気がする。か」

「キミの感ってよく当たるからねぇ、。で、危ない所は分かる?」

リーダーとサブリーダーが聞いてくれたからなのか、皆こっちを向いて意見を求めていた

「実際トラップに敏感だったり解除したはずの罠を見破ったりしてたからな。罠解除はするか?」

短剣を持った男がそう言って罠を解除しようと壁や床に手を付けようとするのを見て

「やめた方が良いかも。罠返しだと思う」

罠返し。それは解除しようとしたらしようとした本人の場所に罠を発動させる罠の事で最悪一斉に罠が来るやつの事である

「そんな事あるか?最深部だぞ?普通ならボスがいて終わりだと思うがな」

「いや、あながち間違いじゃないのかも知れない。上を見てくれ」

リーダーが上を指摘すると天井には暗くてよく見えなかったが無数の血や矢、短剣で刺さった跡、ハンマーのようなもので打たれた跡があった。

しばらく進むと威圧する何かがとぐろを巻いて居座っていた。ボスの蛇「タイラント・サーペント」である。周りには罠返しの罠が天上のあちこちに仕掛けてあった。どうやら解除すると凸部分が出てくる仕掛け見たいな感じだった。

「…こりゃ解除しなくて正解だったな……」

「ダンジョンが「蛇の巣窟」って名前なのは納得出来そうだ」

幸いにもボスは寝ている。やるなら今か

4人は足を止めた。私も当然足を止めて何をするのか様子を見ながら周りを警戒する。

「ノスト」

私の名前でリーダーが聞いてきた。

「なに?」

「俺たち全員で攻略出来たとして、戻れそうか?」

変なことを聞く。攻略した後なら問題ないじゃないか?全員いる訳だし。

「そうか」

まるで全員安堵したかのように穏やかな顔をする。4人は紙で何か書いてる。攻略法でも書いてるのだろうか。きっとそうだ。

しばらくしてそれが終わり、その紙は私に渡された。

「この紙をお前に託す」

ベルグ?

「ちゃんと渡してね!」

レジーナも?

「……頼む」

ガンツまで

「報酬とかは俺の分今回は孤児院に回してくれると助かるわ。マジで」

ジン、。?

その4人の言葉で悟ってしまった。遺書だったのか!!私はそんなの嫌だ!

「俺が荷物持ちから卒業して武器を持つ姿を見たいんじゃないのかよ??!なんだよ皆!そんな人生コレで終わり見たいな顔してさ!他にやりたい事とかあるんじゃないの?!冒険者は命あっての物種なんじゃないの??」

心の中で言っていた。たった1ヶ月。だけど私を唯一人として見てくれたパーティー。それが死ぬかもしれないと?嫌だ

気がつくと私は泣いていた

「ノスト。お前に剣術や魔法をあまり教えられなかったのが悔やまれるがお前には才能がある。その資質がある」

「ベルグ、私にそんな才能も資質もないよ?」

「自分で気が付いて無いだけだ。時期が来れば分かるさ」

訳が分からなかった。才能とか資質とか。そんな事ある訳ないと思っているとみんなはどう倒すかの打ち合わせをしてそれが終わっていた。そして

「!!全員戦闘開始!」


激しい戦闘だったが勝負は一瞬だった。ボスの圧勝だったのだ。タンクの頭を食いちぎり、短剣使いを尻尾で薙ぎ払った。私と魔法使いで回復に回るが即死だった様で効果が無かった。リーダーのバスタードソードは鱗を削るに至って居なくなった。それほど硬い鱗でボス蛇は身体を捻りながらリーダーを鞭で打つように投げ飛ばした。

「そんな、。3人が一瞬で?!え?!」

魔法使いは身体が震えている

「と、トライエクスプロージョン!!」

当たった。だが鱗には焦げひとつ見えない様に感じる

「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」

発狂しながら魔法を打とうとしていた瞬間魔法使いも食われた。私のマジックスクロールを使う暇も無かった。

そんな私はここで終わりなのかと蛇の魔物をずっと見ていた。蛇の魔物もこちらをじっと見てしばらくして、フッと目を逸らした。そしてこの場を去って行った。それはまるで「未熟者に用はない」と言わんばかりの振る舞いの様に感じてこの時初めて殺意が沸いた。


あのボスはもういない。もう大丈夫。

私は初めて遺体を集めて武器防具を集めマジックリュックに遺体も道具も何もかも入れた。

マジックリュックは込める魔力に応じて見た目と容量が大きくなる魔導具だ。

「大きくなれ、。!大きくなれ、。!」

あまり大きくならない。せめてみんなを入れてやりたい。そしてこと人の家族の元に返しておきたい。そう思った。

4人分はどうしても入らない。どうにか方法は無いのかと周りを見ていると壊れかけの杖があった。魔法使いが使っていた杖だ。他にもバスタードソードや盾、短剣が壊れているが散らばっているのが分かった。回収しないと。私はとっさに杖を持ちながらマジックリュックに魔力を込めた。


4人分入った。

荷物持ちは武器を背負う

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