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佐久早くんが大阪にいっちゃってから半年が経った。遠距離恋愛は意外としんどくて
元々遠慮がちで、自分の意見もなかなか言えない私は「寂しい」とか「会いたい」とかもいえずに彼の活躍をテレビで見ることしか出来なかった
今連絡したら忙しいだろうな、とか夜通話したいけどスポーツ選手だし無理に起こしちゃったりしたら嫌だなとか
佐久早くんに連絡すること自体が私の中で難しいことになってしまった
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「だーかーらー!今すぐに会いに行ってきなよー!!!佐久早も絶対喜ぶでしょ!」
高校時代一緒に井闥山男バレのマネージャーを務めた友人に強く言われる
「…せっかくの休日も私なんかのために使ってもらっちゃ悪いし」
「は”〜!!🌸はほんと遠慮がちというか自分に自信ないっていうかさぁー…」
「あは、は」
「佐久早も言わないだろうけど会いたいと思うよ、🌸のこと大好きなのめっちゃ分かるし」
そこからはお酒を飲んだことないくらい飲まされて、佐久早くんに会いたすぎて大泣きするという失態をおかしその後潰れ家まで送ってもらった
会いたいでも会えなくてもいい。声だけでも聞きたい。名前を呼んで欲しい。ほんとは佐久早くんの大きいな体で抱きしめて欲しい、甘えさせてほしい
「佐久早くんに会いたい、」
冷えたベットに倒れ込み佐久早くんのLINEを開き通話ボタンを押す
深夜3時半
時計を見てハッとして通話を自分から切る
ベットに顔を擦り付けて静かに涙を流す
ピコン
スマホが鳴り急いで通知を確認した
佐久早くんからのLINEが来ていて嬉しくなる
“ごめん、でれなかった。どうかした?”
“こっちこそ深夜にかけちゃってごめんね!特に用ないから大丈夫!おやすみ!”
既読がついて1分が経った
メッセージで少しだけ甘えてみれば良かったかな
プルルル
「ぇ」
通話がかかってきてスマホの表示は佐久早聖臣
「…もしもし」
「🌸が大丈夫っていうとき大体なんかあるからかけ直した」
「ぇ、あー、ぃゃ、」
「……何?」
「引かないで聞いてくれる、?」
「うん」
「……会いえないの寂しくなっちゃった、笑。こんなこと言ってごめんね、」
「そんな素振り見せないから俺だけが寂しいのかと思ってた」
「さ、佐久早くんも?」
「うん。🌸と会えないのかなりしんどかった、遠距離くらい大丈夫だと思ってた」
佐久早くんも私と同じ気持ちなんだ。と思ったら少し安心して嬉しくなった
「私さ、今度新幹線とって会いに行ってもいい?」
「うん、会いに来て」
「🌸、好き」
「私も好き」
大阪を観光する約束をして深夜4時通話を切った。佐久早くんは寝落ち通話したそうな雰囲気だったけど明日早いみたいだったから今日はしないで、明日しよ。って約束した
佐久早くんに会うということが楽しみで日程も決まっていないのに私は今から浮かれている