テラーノベル
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有る時誰かがいった
諦めは悪くないでもその行為は誰かを幸せにして誰かを不幸にすることを忘れないで
その言葉が呪いのようになり、志しとなり、励ましとなった
桜が開花して暫く経った頃
俺は高校生となった
人間関係も制服も教科書も
全部が新しい
(友達、作れるかな…)
勉強とかどうでも良くて友達が欲しかった
「…ッッ!」
嗚呼、思い出したくない苦い記憶
どうして…?
このことはなんとしてでも隠し通さないと…
担任「はい。今日から皆さんの担任になりました〇〇です。1年間よろしくお願いします」
テンプレートのような挨拶
テンプレートのような流れ
担任「じゃあ、1番の人から名前と好きな〇〇」
1番の人「はい!〇〇です〜」
日陰「はい。南雲日陰です。好きなゲームは〇〇です。よろしくお願いします」
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
心の籠ってない拍手
周りに合わせてるだけで音を出してるだけ
陽「出雲陽です。よろしくお願いします。好きな季節は〜」
担任「はい。お疲れ様でした」
やっと終わった……
ふと、辺りを見回すと
もう友達を作っている人
ゲームをしてる人
顔見知りが居たのかその人と話してる人
などなど……
すると、背中を叩かれた
後ろだったので振り向いて見ると出雲さん……?
といっただろうか
日陰「?なんですか?」
陽「いや、暇だったから」
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