テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
花梨
34,459
ソファーに座り、ゆっくり話す2人
「そうだったんだ…」
なんか…ジーンとして、泣きそうになっている舞
「え?舞?大丈夫?」
「うん…すごく意外でビックリして…」
「え?大丈夫か?」
「うん…」やっぱり泣いた。
気遣いながら抱きしめる
「亮〜私、嬉しいの…」
「うん、そっか〜」
「あのね…」
「ん?」
「亮が大学生になってから…私と別れてからのこと、ずっと気になってたの…」
「そっか、聞けば良かったのに…」
「だって、ずっと遊び人だと思ってたから、怖くて…」
「人聞き悪いなぁ〜まったく…!
俺だって、舞の《《その後》》のこと、すごく気になってた。」
「え?ホントに?私のことなんて、気にならないのかと思ってた。」
「なんでだよ!気になるに決まってるよ。嫌いになって別れたわけじゃないんだから…」
「ふふ、嬉しい〜」
ニヤニヤ
「で?俺から話そうか?」
「うん」
「結論から言うと…ゼミやサークルの仲間とずっと忙しくしてたから、《《彼女》》は、居なかった。」
「嘘!」
「ホントだよ。」
舞は、すごく驚いた顔をしてる。
「もちろん、俺にだって浮いた話がなかったわけじゃない。舞と別れた!っていう噂を聞いた女たちに、何度か告白された。」
「やっぱり…」
「でも、全然知らない人だし、興味もなくて…いや、ずっと引きづってたからかな、舞のこと…」
「え?」ポカーンとしてる舞
ぎゅーっと肩を抱き寄せて…
「だから、《《特定》》の彼女を作らなかった。」
「《《特定》》の?特定じゃない人は?不特定多数!」
「酷っ!不特定?じゃなくて…舞が《《仮》》だと思ってたみたいに、《《仮》》に頼んだことは有る」
「え?」
「断る為にな!」
「ん?」
「何人かに告られて、その気がないのに、悪いから断るのに《《仮》》の彼女を演じてもらった人は、何人か居る。ただし、ホントに何もないよ。」
「何人かって…」
「そう!それで、アイツは、取っ替え引っ替えしてるって噂が広まったんだろ?」
「違うんだよね?」
「違うよ!ホントに《《仮》》だから、嘘だから…だって、俺には、ずっと思い人が居たわけだから…」
「え?」
「思い人?」
「そう!舞だよ。」
彼女が居なかったということにも驚いたのに…
《《思い人》》なんて…
舞は、驚いたのと同時に、ただただ、涙が溢れた。
優しい笑顔で、舞の涙を脱ぐう亮
頭を撫でる
「大丈夫か?」
「信じられない、何を言われてるのか?まだ、頭が追いつかないよ…」
「だよな…ホントは、すぐにでもヨリを戻したかった。でも、舞に『亮と付き合うのがツライ』って言われたから…また、ツライ思いをさせる!と思って…」
「ホントに?」
「ホントだよ!実はさあ…俺、舞に会いたくて、何度か高校のグラウンドにテニスをしてる舞を見に行ってたんだ。」
「え?」
「でも、ストーカーとか、不審者って思われたら困るから、ただただ、学校の近くを通ってる人みたいに…大学が早く終わった日は、部活を頑張ってる舞を見に行ってた。」
「嘘〜!」
驚き過ぎて…放心状態の舞。
「舞の姿を見るだけで安心してた。元気に頑張ってるな!って…」
「そんなこと知らないから、私は、亮とは会社で再会するまで一度も会わなかったって思ってたよ。」
「そうだな!会わなかったよな。俺が一方的に見てただけだから…でも、舞が高校を卒業してからは、舞のことを見れなくなって…でも、後輩たちから噂で、大学に進学したって聞いてた。それからは、空白の4年間だな…」
「私が大学に通ってた4年間?」
「そう!俺はすでに就活が始まってたから、まあ、忙しかったから、気は紛れてた。でも、このまま、もう会えないのかなぁ?って、ふとした時に、すごく落ち込んでた。」
「誰かと付き合おう!って思わなかったの?」
「思ったよ!でも、やっぱり舞以上の人は現れなかった。俺の中で、どんどん舞の存在は大きくなってたから…いつも比べてしまってた、舞と…だから無理だったんだよ。誰とも…」
「ビックリしすぎて、言葉が出ないよ。」
「だよな…自分でもビックリ!こんなに好きになるなんて…だから、ホントに会社で舞の名前を見つけた時、すごく驚いて、やっぱり運命だ!って思った。
この運命、自分から取りに行かないでどうする?って思ったから、頑張って昇進して舞の上司になった。」
「ようやく再会!繋がった。」
「うん、だからまた、ちゃんと付き合いたかったのに、舞が結婚しない!興味ない!って言うから…ショックだったけど、どうしても離れたくなかったから、
ごめんな、都合の良い関係!なんて言って…」
「ううん、私が悪いの…亮が遊び人だと思ってたから、敵わないって思ったし、背伸びしてた。」
「舞の《《その後》》聞いてもいい?」
「うん」
「私も…誰とも付き合ってないの」
「マジ?」
「うん。亮と別れてから、しばらくして、先輩とか同級生に付き合って欲しい!って言われて、私も一瞬付き合ってみようかなあ?って思ったんだけど…
返事を考えてたら、やっぱり無理だったの。私も亮と重ねて考えてしまって…」
「そうなんだ」と、嬉しそうな亮。
「だから、もういいや、みんな友達のままで!って、思ってた。ホントは、恋愛したかったけど…」
「大学では?」
「大学時代は、研究するのが楽しくて…
それに、理系の人たちだから、変わった人が多かったし、見るからに恋愛なんて全く興味がないような人ばかりだった。
だから、私も研究が出来る会社で働きたかったのに、『女性の研究者は要らない』って、ことごとく落とされて、事務に方向転換したのに、今度は『大卒22歳、すぐに辞めるんでしょう?』って…
で、奇跡的に拾ってくれたのがアノ会社だった。
だから、ホントに驚いたの。」
「そっかあー今まで、怖くて舞に聞けなかった。
舞、すっかり綺麗なオトナになってたから、彼氏とか居たんだろうな?って思ってた。」
「私こそ…亮の噂を聞いてたから、背伸びして、オトナの女にならなきゃ嫌われるって思ってて…
ホントは、高校生から何も変わってないのに、経験ありますよ!っていうフリをして、必死だった。」
「ふふ、そうだったんだ。可愛い〜舞♡」
「ずっと、私は何番目なの?って思ってたし…」
「ずっと1番だよ」
「え?でも、私と付き合う前は、誰かと付き合ってたんだよね?」
「ううん。」
「ウソ〜!」
「ホントだよ。まあ、中学や高校入ってからも、何回か告られたけど、ビビっと来ないというか、タイプじゃなかったから、《《とりあえず》》付き合おう!
なんて、思わなかったし…」
「えー!私が初めてで最後?」
「そうだよ。」
「私もだよ!じゃあ、初めて同士で…」
「そういうことになるな…」
「亮〜すごくビックリだよ!でも、嬉しい〜♡こんなことってあるの?」
「あったんだなぁ〜ふふ。
舞〜大好きだよ〜」チュッ
「うん…」まだ放心状態の舞
亮をジーっと見つめる
「ホントに?」
「ホントだよ。」
「嘘みたい…」
「だよな、俺もビックリしてる。でも、嬉しい!」
ぎゅーっと舞を抱き寄せる
オデコに、キス
ボーっとしてる舞に、微笑んで、
『愛おしい〜』
やっぱりキスしたくなった亮
舞に優しくキスをした。
「亮〜」
「ん?」
「私、すっごく幸せだよ」
「うん、俺もすっごく幸せだよ。」
ようやく笑顔になった舞
「亮〜♡」と、首に抱きつく
「あー舞、そんなことされたら…」
コメント
2件
ホントにね〜😭別れなくて良かったのに…💦
あの時も今日のように素直になっていれば別れなかったのにね・・😢