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矢颪side


計画通りなら今から一ノ瀬と冬麗に合流するはずなのだが先程から姿が見えない。もしかしてあいつらやられたのか…?動けなくなってたりでもしてたら計画がぐちゃぐちゃだ。


矢颪「あいつら大丈夫かよ…」


心配していた時森の奥の方から人影が見えた。一ノ瀬と冬麗であることを期待した。が。

その期待は裏切られた。こちらへ来たのは皇后崎だった。戦闘態勢に入ろうとしたが、ふとあの二人のことが気になった。


矢颪「おい、お前一ノ瀬と冬麗のこと知らねぇか?」


俺の問いを聞いて皇后崎が悩み出した。何か知っているのだろう。


皇后崎「……さっき交戦中に崖から二人で落ちてったぞ。流石にやばそうだから見てみたら一ノ瀬が気絶してた。」


矢颪「え!?まじかよ…」


まじか。こんなことになってたなんてな。流石に無視するわけにもいかないと俺の良心が叫んでいる。


矢颪「くそ…っ…お前どっから来た。」


皇后崎「あっちの方だ。でもいいのか?このままじゃ俺らが勝つぞ。」


矢颪「チッ…」


めんどくせぇことになったが、探し出すしかねぇ。でも負けるのはぜってぇいやだ…


矢颪「はぁ………くそっ!!」


矢颪「屏風ヶ浦!巨人作れるか!?」


屏風ヶ浦「えっ、!で、できます…!」


矢颪「作ったらここから離脱する!あのバカ二人探しに行くぞ!!」


屏風ヶ浦「わっ、分かりました!!」



恋太郎side


もうどれくらい経っただろう…スタミナがないせいで息が切れてきた。俺が胸を上下していると四季が声をかけてきた。


四季「なぁ、しんどいだろ?やっぱ俺自分で歩くよ。」


恋太郎「全っ然!しんどくねぇし…!!」


嘘。めっちゃしんどい。でも四季に歩かせる方が嫌だし、心がしんどい。気を使ってくれる四季が優しくて気が緩む。




恋太郎「はぁ、はぁ、…」


あれからまた十数分たった。やばい、もう足が限界だ…


矢颪「おい!!おめぇら!!やっと見つけたぞ!!」


急な大声に驚き視線を上に向ける。そこには巨人とその上に乗る矢颪、屏風ヶ浦がいた。限界だった俺にとって神の手のように見えた。


恋太郎「四季!やった!助かるよ!」


四季「まじか!矢颪ー!屏風ヶ浦ー!ありがとうなー!!!」


矢颪「とっとと乗れ!」


屏風ヶ浦「2人ともよかった…!」


恋太郎「ほんっとにありがとう…!まじ愛してる!!」


そうして2人に飛び掛ろうとしたら矢颪の顔が引き攣った。そして軽く飛ばされた。


矢颪「きめぇ!」


言葉はきついが強く飛ばさず身体を気にしてくれていることがわかると更に抱きつきたい欲が増す。そして最初の印象で人の性格を決めつける自分の悪い癖を悔いた。


恋太郎「じゃあ碇って呼んでいい?あ!帆稀ちゃんも!」


矢颪「はぁ?お前調子乗りすぎ…」


屏風ヶ浦「わっ、私はもちろんいいですよ!」


矢颪「…………」


矢颪「はぁ、もう好きに呼べよ……」


恋太郎「うっしゃ!」


正直しんどいこと満載だったけど仲良くなれたことが何よりも嬉しかった。



続く

氷上の王子が鬼だった話。

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コメント

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キャラの口調や性格自信ないので違和感がありましたらすいません💦

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