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「……なぁ、翔太」「ん？」

「……今日、最後までしたい」

小さな声でそう言った照は耳まで真っ赤だ。

翔太は一瞬驚いたように目を丸くし、それから

「照……ほんとに？」

「うん。ただ、その……俺、初めてなんだよね」

「へ？……あ、俺もだよ！男としたこと……ない」

「いや、その、全部……まだない」

「へ？」

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ベッドの上でキスを重ねても、照の手はぎこちなく震えていた。

「……ごめん、どうしたらいいかわからなくて」

「慣れてても逆に困るよ？」

「……確かに」

翔太は笑って、照の手を取ると

「じゃあさ、俺が教える……」と言った。

その言葉に、照の目が揺れる。

「でも……俺が、翔太を守るって」

「守ってもらってるよ。…今もこうしてちゃんと考えてくれてる。」

（愛おしいってこういうことか）

男女問わず好かれ、それなりに女性経験はあった翔太に初めて愛おしいという感情が芽生えた。

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「照、キスして？」

、

、

、

「じゃあお互い脱がせ合いっこする？」

、

、

、

「ここ、舐めて？……ん///」

、

、

、

翔太の声はやわらかく、照の緊張を溶かしていく。

、

、

、

「そうそう、ゆっくり。大丈夫だよ」

準備も手探りで、照の指先は何度も止まる。

慣れない手つきで必死な照を、翔太は肩で息をしながら「……平気、続けて」と導く。

いよいよ繋がれるかという時、

照が息を荒くしながら首を振った。

「翔太……痛かったらどうしよう」

「大丈夫だから」

翔太は照を抱きしめ耳元で囁いた。

「照のこと大好きだから。大丈夫、怖くない」

照はその声に励まされそっと頷くと、翔太の中にゆっくりと進んでいく。

最初は確かに痛みがあった。

翔太の眉間に皺が寄るたび、照は慌てて止まる。

「あ……ごめん」

「バカ、謝んな。続けて………」

少しずつ馴染んでいくと、痛みは熱に変わっていった。

「あ、あ、ひかる、、、」

翔太が震える声で名前を呼ぶたびに、照 の心臓は爆発しそうになる。

「翔太……俺、もう……」

「ん……いいよ。俺もイク……」

「あ、あ、あぁ！」

「あん！」

互いの声が重なり、強く抱き合って、二人は同じ瞬間に果てた。