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彼、後藤 陽(ごとう はる)の出会いは当然幼稚園、より前になってしまう。
僕は勇翔 駿(ゆうひ しゅん)は隣の家に住んでいた。所謂近所だ。
だから近所付き合いで仲良くなり、次第に何をするのも一緒になった。
そして、段々と好きという感情が出てしまった
高校一年生の入学から日記を付け始めた。
この気持ちを伝えられない代わりに、ここに詰めて封印しておこう。
そんな思いで毎日書き綴った。
朝、迎えに来てくれるのは嬉しいけど、声が大きい。
よく通る声でよく分かるのはいいんだけど近所迷惑にならないかな、と心配になりながら声に反応する。
「おーい!駿!行くぞー」
『ハイハイ、ちょっと待って』
朝食を終えたばかりの僕はまだ制服を着終わってない。
声に急かされながら漸く玄関に行くと君の姿があった。
いつものように少し着崩して鞄を荒っぽく持ってそこに立っている。
いつもの通り靴を履いて準備完了。あとは出るだけという所で腕引っ張られてそのまま外へ
「行ってきまーす!」
『わ、い、行ってきます!』
少し驚きながら一応行ってきますの挨拶を行って連れていかれる。
『な、何。そんなに急ぐことないじゃん。』
「遅れるぞー!」
遅れる、即ち遅刻。2人っきりで。
それならもういっその事2人でサボってしまいたい。
『じゃあ、サボろうよ、2人で。』
「どーしたよ、いつもは俺に遅れる遅れる言う癖に」
確かにそうだ、今の僕は少し変かもしれない。
『勉強に疲れてきたし、なんだったらどっかでなにかしよ?』
「ま、お前が言うなら付き合ってやらんでもない」
ドヤ顔で言うことなのかな。
「なんだったら、今日休んじゃおーぜ」
『いいね、そうしよ。』
一応頑張って声を変えて欠席連絡をする。
何故か了承された。親と声似てたのかな。
これで二人っきりの世界に入れる。
今も片思いの僕に転機が来たらしい
この日はスタバ行ってゲーセン行って
“2人っきりで”
自分たちの時間を過ごした。