私
達にとって当たり前の世界に突如として現れた異形の存在「魔獣」を狩ることを生業とする者達がいた。その名をハンターと言う。彼らは人々を守るため、今日もまた戦い続ける!
『■■■×■■■』という漫画を知っているだろうか?この物語はそれをモチーフにしたゲームである。
このゲームは、主人公を操作して様々なモンスターを倒しながらストーリーを進めていくのだが……その難易度の高さに驚いた。まず操作が難しいのだ。ジャンプボタンで上下左右に移動できるのは良いけど、方向転換ができない。なので敵に近づきたいときは、ジャンプしながら向きを変える必要がある。それに、画面端まで行くと強制的に下に落とされるので要注意! あとは攻撃方法だが、主人公の武器は2種類あって、通常時は剣を振り回して戦う。しかし、この振り回すというのが曲者でなかなか当たらない。
ちなみに魔法を使うこともできるが、これも当たりにくい。
そこで登場するのが”スティック”。これを使えば命中率は格段に上がる。
またスティックには、攻撃力アップの他にスピードダウンの効果もある。これがないと先に進めないというほど重要アイテムなのだ。
それともうひとつ重要な事を忘れていたよ。この小説の主人公の名前についてだ。
「俺の名前は……そうだな。じゃあ『ジロウ』にするわ」
「え?」
「だからさっき決めたんだよ。名前。俺の名前」
「なんでそんな適当なんですか!?」
「いやだって、なんかパッと思い浮かんだんだししょうがないじゃん。それにほら、お前だって『ポチ太郎』とかいう変な名前を付けられそうになった時に文句言ってたろ」
「あれは仕方ないじゃないですか!だってあんなことされたら誰だって……!」
「お腹空いたー。ねぇ何か食べようよ」
「えっと、これであってるかな?」
「うわぁ~すごい!!こんなにたくさん本がある!!」
「ごめんね。僕のせいで怪我させちゃったよね」