テラーノベル
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それでも貴方は無邪気に笑うから、私は──星々にこう願うのでした。
「あの子に平和が訪れますように」
不安を煽るようなけたたましいサイレンの音が鳴り響き、大人も子供も関係無く焦り出す。
子供は甲高い泣き声を上げ、嗚咽の混じる声で両親の助けをこうむり、大人は慌ただしくそこら中を走り、人々が入れ替わる足音、研究員の口から漏れ出る疑問や不安を、各々が口にしている。
それらはあっという間に悲鳴や命乞い、何かが突き刺さる鈍い音…と、聞くに耐えない不愉快な音に耳を塞いで、自身の殻へと閉じ籠る。
ギュッと目を瞑り眉間に皺を作った。このまま誰にも見つかられたくなかった。ただ、冷たく体温が抜け落ちたあの子と二人きりのこの世界を、誰にも壊されたくなった。たったそれだけの事なのに…そんな願いは神様は許してくれなかった。だから、これはきっと神様からの罰…
今にでも崩れ落ちそうな貴方を、ギュッと抱きしめ、呟く。
「嗚呼、恐らく星々が神様に告げ口したんだよ、絶対。うん、そうだね、きっとそうだよ。」
無機質な部屋でそう言い聞かせる。その言葉は貴方に向けて言ったのか、自分自身に言い聞かせたのか、よく分からなかった。
「貴方はだから怒ったんだよね?私を守るために。きっとそれは本心で、神様に告げ口した星々に向けての言葉だっただよね?大丈夫。貴方を受け入れるから、身を委ねてよ。」
貴方は遂に崩れ落ち、一人になった。
扉がゆっくり不気味な音を立てながら開かれる。
「…実験は終了だ。新たなデータが見つかり、これは今後の為にも追求するべき結果だ。」
「だれ?誰?貴方は?あ、返して!やめて!その子を返してよ!ねぇ!」
大好きな貴方が神様に引き裂かれ、あの嫌悪していた星々のように泣き叫んだ。そして悪魔を見ると、まるで下等生物を見るような目で私を見つめていた。
嗚呼、狂ってるよ。こんな世界
涙はもう出ない、出てくるのは笑いだけ。
こんなの可笑しいよ。絶対に…
私が平和に過ごせないのなら…私が幸せになれないのなら…
貴方も私と一緒に地獄に堕ちるべき、 貴方に平和は訪れない、だから一緒に堕ちよう? 私と一緒に、神様の罰を受けてくれるよね?だって貴方は 私の──
#謎
コメント
3件
何で衝動書きでこんな素敵な文が、、、、、 もうわっかんないや☆