コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺は青井ラディ
警察のエース青井らだおの双子の弟だ
俺は兄貴が好きだ
兄弟愛というのもあるが正直医に言うとこれは恋愛とも言えると思う
正直にいうと幼い頃から好きだった
ここで一つ昔話をしよう
俺達は生まれた時から区別されて比較されていた
俺は普通より出来るが青井家では出来損ないだったらしい
一方兄は両親から期待されて可愛がられて育った
でもそれと同時に縛られていた
俺は期待も何もなかったからこそ自由だったが兄貴は違った
過度な期待を背負わされ自由を奪われ檻の中で生きていた
ラディ ねえ兄さん…兄さんは今の生活………辛くないの?
らだお んー……辛いっちゃ辛いよ?でも俺にはラディがいるから頑張れるんだ
そう言っていつも俺の頭を撫でてたな
ラディ でもなんかあったら言ってね俺も兄さんおために頑張るから
らだお ラディはいいこだなぁ
ラディ おれ…将来兄さんを救える様な立派な医者になる
らだお おー!
らだお じゃあ俺は……自由になりたいからギャングにでもなろうかな
ラディ じゃあ俺は闇医者になる!
らだお もーラディはかわいいなぁ
らだお ねぇラディ
ラディ ?
らだお 俺たちずっと一緒だからね
らだお 何があっても俺はラディを置いてかないよ
ラディ 俺も
ラディ ずっと一緒
らだお ふふっ
らだお ラディは立派なお医者さん目指して頑張ってね
ラディ 言われなくてもすぐになって兄さんのこと助けるから
らだお ありがとねラディ
それから数年
兄貴は俺を置いて家を出て行った
その時の俺はすぐに兄貴が帰ってくると思っていた
だけどいつになっても帰ってくることはなかった
のちに俺は悟った
兄は俺を置いて行ったのだ…と
当時の幼い俺は両親に…兄にも捨てられ当然の如くグレた
で今の状態ということだ
今はあの時兄貴が俺置いて行った理由を知っているから怒るに怒れないというのが本音だ
置いて行ったというのは言い方がおかしいか
だってあれは人身売買だった
連れ去られたが正しいかな
兄貴は両親が手配したギャングに捕まって売り飛ばされていたらしい
本来ならば俺が売り飛ばされる予定だったとか
でも兄貴が俺のフリをして俺を庇った
双子ということもあったから誰にも気付かれず兄貴は売られた
それで兄貴はギャングの隙をつき1人で逃げた
だが子供1人が生きられるはずもなかった
そんななか1人の警察官に命を救われたらしい
それがロスサントスの警察官だったとか
話を戻そう
俺は兄貴の優しいところが好き
かっこいいけど時に腑抜けてるところが好き
心無きと言われているらしいけど実は路地裏でいつも猫に餌やってるのを俺は知ってる
警察の方では後輩の育成や皆が嫌いな事を買って出てやっているところが好き
俺を大切に思ってくれる兄貴が好き
俺は兄貴の全てが好き
つまり俺は兄貴が好きで好きでたまらない
いっそ殺してしまいたいくらいに愛している
まぁそんなことしないけどね
本日11月25日は
いい双子の日だ
俺はわざわざ警察署まで出向いた……そんな訳もなく
俺は自分のアパートに兄貴を呼び出した