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ツインテピョンピョン女www
【 五条side 】
花野「悟様お怪我はございませんか?」
五条「…ないです。」
花野「そうですか。よかったです。」
五条「………。」
the・お淑やかって感じ。
あいつも最初はおとなしかったのになぁ〜
花野「あの、悟様、」
全くいつから変わったんだか。
まあ、心を開いてくれた的な意味なら悪い気はしないけど。
花野「悟様!」
五条「あ?」
花野「あ、あの先ほどから何を考えておられるのですか?」
花野「なんだか上の空です。」
五条(やっべ、)
五条「別に何も」
花野「……私、縁談前からお慕い申しております。」
花野「…父に無理言ってこの縁談を出したんです。」
五条「……あんたには悪いけど受理はしない。」
花野「…なぜですか?」
五条「強いて言うなら俺が一途だから。」
花野「それは、それは時透さんの事ですか?」
花野「…言っちゃなんですが、私の方が上品で、貴方に相応しいです。」
五条「………。」
最近気づいた。
俺は結構一途らしい。
いや待て。
“ *一途* ”とか、
この気持ちを認めてしまったみたいでイラつく。
そんでそんな言葉が自分から出てきてさらにイラつく。
視界に収まりやすいあのツインテぴょんぴょん女を
いつのまにかこの眼に焼き付けようとしたのは何故だろう。
この女が言うようにあいつは
上品ではない。お嬢様感はゼロに等しい。
いっぱい食うし、ゲラゲラ笑うし、
あれ、なんでだろ。←永遠に解けない謎。
五条「張り合いがないとつまんないんだよ。」
五条「…あいつぐらいなんだ。」
五条「俺に歯向かってくる、*おもしれー女*」
五条「じゃ。この縁談は無かったってことで。」
悪いなご令嬢。
あいつと出会って、
婚約破棄されて、
俺は細胞から生まれ変わった気がする。
この後親父にどう言われるとか、
この家との関係がどうのこうのより、
1人の女の安否の方が心配になるくらいには。
俺は、心底_______。
五条「車出せ。この駄菓子屋周辺まで。」
拝啓 “ ツインテぴょんぴょん女 ” へ
この衝動に名前をつけたくないし、
認めたくもない。
今のところ口に出そうとも思わないので、
いつか君にこの手紙を渡そうと思います。