みやの友達が家に来た。
家に招待したいと聞いた時、正直、面倒だと思ったが桜庭の一件では迷惑をかけたし、感謝もしていたから挨拶も兼ねて、その提案を承諾したが……。
まさか、こんなものを見せられるとは思ってもみなかった。
「たける、どうしたの?体調悪い?」
料理を温めている間、聞こえて来たみやの言葉は相沢の体調を気遣う声。
その声に顔を上げるとみやは相沢の顔を覗き込んていて……。
近すぎ。
そう思った俺だけじゃなかったようで、相沢は飛び退くように距離を取った。
「ッ!?……いやっ、大丈夫!!なんともない!」
でも、その態度が逆にみやの心配を煽ったようで、みやは相沢の額に向かって手を伸ばした。
「え?でも顔赤い――」
鈍感すぎるその態度に少し腹が立って、
気付いたら――
「みや」
名前を呼んでいた。
テーブルにみや渾身のビーフストロガノフが入った皿を並べる***************
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