あの夜の一件から、週に一度だけルドから誘いが来るようになった。
最初はキスだけだった
でも徐々にルドの興奮からくる熱はキスだけでは下がる事をやめていった。
「ザ、ンカァ」
甘く惚けた声は未だ快感が足りないと耳から訴えている。もっと、もっと深いのが…
沈んで溺れて、知る前には2度と戻れないような深い快感…けれど、酷く淡くて脆いそんな快感を欲しているようだった。
「なぁ…ルド」
「今日はどこまでがええ?」
毎回毎回確認するように丁寧にザンカは聞いてくる。それこそ、壊れてしまいそうな理性を言葉で宣言することで縛り付けるように。
深いリップ音が空虚な部屋に大きく響く。ルドから聞こえてくる熱を帯びた声
「んっ…ふ…」
その声はザンカを煽ってくる、一層ルドとザンカの境界線を曖昧にしていく。
離された口を混じり合った唾液が透明な糸となって繋ぎ、やがて切れた。
その瞬間の1秒ですら、長く長く感じた
「…なぁ、ザンカァ…なんで、最後までやってくんないんだよ…」
あがる息をそのままにしてルドは白い肌には目立つ赤い瞳で見てきた
「お前の体に負担かかるじゃろ」
「…や、」
「ヤダ…」
ルドの身を案じて言ったザンカの顔から顔を落としてルドは大きな涙を落とした。
「アモも…俺とおんなじ」
「やだ…俺は、ヤだった」
少し震えるルドの肩をゆっくり抱きしめて、その頭を撫でる。
「なら、最後までまじゃるか?」
上を向いてルドの涙を拭って、最初にあった時以降見ていなかった笑顔で聞いてきた。
でもその笑顔は、知らない人や他人に向けるような笑い方じゃなくて、甘く溶けるような砂糖みたいな柔らかさだった。
その麻薬のような触れたら戻れないであろう甘味にルドは手を伸ばして乞いてしまった。
「お、ねがい…」
「ザンカが良い…ザンカじゃなきゃ、ヤダ」
次回多分R指定!
主はザンカさんを望んでしまう理由がわかってないルド君が大好物です…
コメント
12件
ルドとアモがヤッたってことですか?
うわ神がいる、何だこの神、神だな、語彙力皆無過ぎてやばいけど神だな、神だ神
最高すぎるもう天国行きそう😇😇😇次が楽しみすぎるやべぇ!!ありがとうございますかみさま