「ニーゴ、解散しよう。」
「……え?」
まふゆは落ち着いて、けれど真面目な声で言った。
「え…どうし…、」
「私、大学への勉強する為に辞めようかなって、絵名たちも色々したいことがあるって言ってたよ。」
まふゆは不気味な笑顔を浮かべ、そう言った。
「大学……って、もしかして……まふゆ…っ!お母さんの……」
「あ、私、予備校行ってくるから。」
そういい、まふゆは早歩きで別の方向へ歩いた
「……まふゆ……、」
そのまま追いかけることもできたが、足は動かなかった。
「えーっと……確かここらへんに…」
私は真っ先に記憶を巡らせ、走った
「ここが…神山高校、」
行くはずのない場所。
「……たしか、この学校が絵名と瑞希のいる学校…なはず。」
「……?」
走ったせいで少し混乱した脳を落ち着かせ、前を向くとピンクの髪の女の子がいた。
「…あっ!やっぱり…!朝比奈センパイと一緒にいた人だ!!」
彼女は少し嬉しそうにそう言った
「……?」
「あっ!私!フェニランでショーをしてる鳳えむです!この前のシブフェスで会いました…よね?」
「…あ、あの子か…、」
私より少し背の低い彼女は深刻そうな顔をし、口を開いた。
「……あの、絵名さん……、大丈夫なんですか…?」
コメント
4件
えななんとまふゆどうしちゃったの…まさかのえむちゃん登場で楽しみすぎる… あと下のコメ同感です!!えむちゃん可愛すぎる…
突然ですがえむちゃんって可愛くないですか? 最近レンと同じくらい推してます