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「シャオロン!今日も野球部の練習見に行くんか?」
昼休み、クラスメイトのゾムがシャオロンに声をかけた。
「おう、せやで!昨日ホームラン打ったからな、今日も期待できるやろうし」
「俺も行く!」
ゾムが嬉しそうに答えた。
「で、どこ集合?」
シャオロンは考え込んでから言った。
「えっと……とりあえず校門前かな?」
ゾムは頷き、次の授業が始まる前に教室を出て行った。
チャイムが鳴ると同時に、ロボロがシャオロンの席に向かってきた。
「おい、シャオロン」
彼の声は少し冷たかった。
「今、誰と何の話してたん?」
「え?あぁ、部活仲間と部活の練習のことやけど……」
ロボロの眉間にしわが寄った。
「ゾムとか?最近、あいつと仲良いな」
「まぁ、同じクラスやし」
シャオロンは首を傾げた。
「それがどないしたん?」
「いや、別に……」
ロボロは言い淀んだ。
「ただ、ちょっと気になっただけや」
午後の授業中、ロボロはずっと何かを考え込んでいる様子だった。
放課後、シャオロンが約束通り校門に向かおうとすると、突然ロボロに呼び止められた。
「なぁ、シャオロン」
彼の声には怒りが滲んでいた。
「本当に行くんか?ゾムと一緒に?」
「え?なんでそんなに気になるん?単なる友達やで?」
「友達やとしても、あんまり距離詰めすぎんなや」
ロボロの目に危険な光が宿った。
「お前は俺の恋人やろ?」
シャオロンは言葉に詰まった。
「そ、それはそうやけど……ゾムはほんまにただの友達やから大丈夫やで?」
「ほんまに?」
ロボロの手がシャオロンの腕を掴んだ。
「じゃあ、証明してみせて」
「え……?」