次の日。
まだ人も少ない校庭にて。
まさかあのタイミングで話しかけてくるとは思わなかったわ天童覚!!
バレるかと思ってヒヤヒヤしたわ。
あの人ほんと何なの!?
妖怪みたいで怖いんだけど!
バレー部みんな変な人多いのよ…
白布くん以外変な人ばっか…
それに何なの、あの昨日の会話ったら!
瀬見美樹にみんなデレデレしちゃってさ!
私のいる意味あったの!?
ほんと、さぶいぼ出るわ!
出てないけど←
ユイナ「チッ…」
イライラして昨日はなんか買い物がしたくてたまたま見に行った○ィレバンで買った大量のゴキブリのおもちゃを入れてやるわ。
わざわざ買ってあげたんだよ?
ありがたく思ってほしいわ。
ユイナ「ほら!りさ!まき!早くいれなさいよ!」
りさとまきは2人顔を見合わす。
は?さっさと動けったら!
イライラさせんじゃねーよ。
りさ「結奈ちゃん、、もうこんなの辞めようよ」
まき「そうだよ、こんなの白布くんに見られたら…」
は?
口答えする気なの?
ユイナ「協力するって言ったでしょ?」
2人は顔を見合わしながら、
「でも…」とか言ってる。
ユイナ「あんたらは私の言う事を聞いてれば大丈夫だから」
そう。
私と瀬見美樹は仲良くなって
この嫌がらせを一緒に解決するの。
そんで、この2人には悪役になってもらって
美樹ちゃんを助ける役を私がするの。
そして白布くんが瀬見美樹を助けてくれた私に注目するの
ああなんて私って優しいんだろうって!
なんて優しくて可愛いんだろうって!
そして瀬見美樹よりも私を選んでくれるっていう
私と白布くんの最っ高のストーリー!!
なんだから。
2人はしぶしぶゴキブリのおもちゃを下駄箱に入れていく。
ふん。それでいいのよ
カシャ
りさ.まき「え…?」
ユイナ「ほら、あんた達がやったって証拠。」
2人に見せるのは、2人がゴキブリのおもちゃを
瀬見美樹の下駄箱に入れようとするところの写真。
りさ「酷いよ…!」
まき「消してよ…!!」
消して?無理に決まってんじゃん
ユイナ「この事、誰かにバラしたり私の言う事聞けないなら、あんたたちの好きな人に見せるから」
りさ「酷いっ…!!」
ユイナ「ほら、さっさと入れなさいよ」
そう言って私は2人に背中を向ける。
あ、そうだ。
今日は教科書もちょっと破ってやろうか?
もうすぐテストだし勉強できなくしてやろうか
留年させてやろうか?
ふふふ
ユイナ「ちゃんと入れるのよ!?わかった!?」
私は2人を怒鳴りつけ、瀬見美樹の教室へ
向かおうと足を動かした。
とその時、
「うわ〜これ超リアルだネっ」
「うわ…俺、これでもきついわ」
「私もおもちゃでも触れません…」
「こんなおもちゃがあるんだな」
聞き覚えがある声が…
2人の方からした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!