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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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1つの犯罪グループを壊滅させた労いとして2人に1週間の休暇が与えらた。

「1週間って、長いのか短いのか。」

「そうだな。」

まずは、涼の家でおうちデート。

「いつもお裾分けありがとう。お姉さん達、元気にしてた??」

「ああ。いつも通り元気にしてた。」

冷蔵庫に冬美の手料理が入ったタッパーを入れる。

「いつも貰ってばっかりだから。今度お礼に何かしようか??」

「いや、そこまで気を遣わなくて大丈夫だ。いつも食べきれないくらいたくさん作ってくれるから涼にも食べてもらって助かる。」

「弟思いのいいお姉さんだね。」

「ああ。」

2人、何をするでもなくぼーっと過ごす。

「少し昼寝しよ…。」

「オレも。」

一緒にベッドに入って密着していると。

「わりぃ。勃った。」

「…嘘でしょ。」

そのままピロートークまで洒落混みました。

それ以降の残りの休暇は、自分磨きや扇のメンテをしたりして。向かえた最終日はお街デート。

「いやぁ。昼呑みサイコー!!」

「あそこの立ち飲み屋、良かったな。」

「うん!!次はどこ行こうか??」

「まだ飲むのか??」

話ながら歩いていると。

「麗日さん、八百万さん!!」

「涼ちゃん、轟君!!」

「偶然ですわね。」

「2人も休みか。」

「そうなんよ。」

「2人はこの後どこ行く予定だったの??」

と4人歩けば。

「デク君!!」

「麗日さん!?と、これはまた珍しいメンバーで。」

5人で散歩して、海沿いのデッキに出た。なんとそこで。

「ちっ…!!」

「爆豪。ランニング中だったか。」

「かっちゃん、そうイライラしないで。」

と言うことで。女子達は波打ち際で遊び、男子はそれを眺めながら一休み。

「ガキみてーにはしゃぎやがって。」

「いいじゃない。高校の時みたいで懐かしいよ。」

「そうだな。」

麗日と八百万がこちらをみて驚いている素振りをして、涼がそれを静止している。

「なんかあったか??」

「かな??」

「…鈍感すぎんだよ。てめぇら。」

「そろそろかえろー。」

こちらに戻りながら涼が言う。ここで6人解散して、轟と涼は家に帰ることに。

「麗日達と何話してたんだ??」

「特に。他愛ない話だよ。轟君こそ、何か話した??」

「大した話はしなかったな。」

それから会話なく。涼の家の最寄り駅につく頃。

「明日から、また頑張ろうね。」

「ああ。頑張ろうな。」

「じゃあ。」

「気をつけてな。」

涼は電車を降り、発車するまでホームで轟を見送った。

「(何に驚いてたんだ。あの2人。)」

「(ヒーロー引退したら、焦凍君支えたいなんて、今は言えない…!!)」

お互い、思いを内に秘めヒーロー活動に邁進する日々が明日から始まる…!!

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