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霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
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引退時。くわしくは作品へ
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ちいちゃんのかげおくり
三
気がつくと、あたりはすっかり静かになっていました。
朝の光が、あたりを照らしていました。
ちいちゃんは、知らないおじさんの背中におぶられていました。
「おかあちゃんは? おにいいちゃんは?」
ちいちゃんが泣き出すと、おじさんは困ったような顔をして、
「お母さんたちは、きっと後から来るよ。ここで待っていようね。」
と言い、ちいちゃんを焼け跡の道端に降ろしました。
ちいちゃんは、言われた通り、そこで座って待っていました。
お昼になっても、夕方になっても、お母さんもお兄ちゃんも帰ってきません。
ちいちゃんは、お腹がペコペコでした。のどがカラカラでした。
その夜、ちいちゃんは、壊れた家の床下にもぐり込んで、小さくなって眠りました。
夢の中で、お母さんが、おいしいおにぎりをくれました。
「おかあちゃん……。」
ちいちゃんは、何度も寝言を言いました。
三段落 終わり
コメント
1件
うわあ……第52話、読み終えたよ……。めっちゃ切ない……! ちいちゃんがお母さんとおにいちゃんを待ってるシーン、想像しただけで胸がぎゅーってなったよ😢💔 「おかあちゃん」って寝言で呼ぶ姿が本当に辛くて、涙が出そうになった……。おじさん優しくてよかったけど、帰ってこない現実が重すぎるよ😭 続きがすごく気になる……! 本当に素敵な作品、ありがとうございます🌸✨