南雲から貰った服は背中は大きく空いていて
膝上までしかない黒ワンピースだった
如何にも綺麗な女性が着る感じのワンピース
だった。去り際にあいつが言った
“服に合わせてメイクと髪セットもしてね”って
こーゆことか。これ着こなすのは個人的に相当難しそう、てかどーやって着んだよ!
「考えても無駄か。早くホテル行こ」
南雲の名前出せばいいって言ってたよな?
「あのー」
「月様でしょうか?」
「え?あ、はい」
「ではこちらをどうぞ」
そー言って貰ったには黒いバッグと黒ヒールと
メイク道具だった。これじゃ全身黒だなーと
考えながらフロントの人から貰った
「ではお部屋の鍵がこちらになります。なにか必要な物ありましたらすぐに用意しますので 」
「ありがとうございます」
鍵も貰って指定された部屋に向かった。
「ひっろ」
恐らく殺連御用達のホテルだろうな無駄に広い
「いくらするんだろうな〜」
情報屋の情報は高値で売買されてるが爆弾や
武器、機械などに大体飛んで行ってしまう。
私がいつも使ってるメモリー型の爆弾は小型の上に威力があるから高い。あとは単純に高校生が大金使ってたら 怪しまれるから あまりお金を使わないようにしてる。
「まだ時間あるしちょっと寝るか」
なんかすっごい長い時間春菜と会ってない気がしてきた。まだ1日も経ってないのに
「今日は5限で早く帰れるはずだったのになー」
転校の手続きも早く済ませて置かないと
殺連に入った以上両立は難しいだろ
だったら転校じゃなくて自主退学がいいかもな
なんって考えながら眠りについた。
コンコンコン
「ん”〜」
誰か来てる。
「ルームサービスです。」
何時だ? 「9時、じゃ夕食の時間か」
結構長い時間寝たなと思いながら重い体を
ベットから起こしドアの方に近づいた。
ガチャ
「はーい、なんでしょうか?」
「夕食の用意が出来ましたので」
「ありがとうございます。」
「部屋で食べられますか?」
「できるなら部屋がいいです」
「わかりました。5分後料理をお持ちします」
飯持ってきて無いんかよ笑
「うっす」
ガチャ
「あ”ぁーねっむ、なんかすげぇーいい夢見てた気がする」
5分で何ができるか考えた結果
「わー高ぇ!」
バルコニーに出ることにした
夜の街を一望できて綺麗だ
「1人で見るの勿体ないな〜」
「じゃ僕と一緒に見ようよ」
「うわっ びっくりした!」
なんでこいつ毎回急に出てくるの?
心臓に悪いんだけど
「普通にドアから入れよ」
「こうやって入った方が良くない? 」
「わからん」
「なんも準備してないじゃん」
「まだ時間あるでしょ」
「そうだけど、女の子はみんな時間掛かるものじゃないの?」
「私は掛からないよ」
「へーじゃ僕は11時まで隣の部屋に居るから」
「んー」
嵐みたいな人だな、飯食ったら準備するかー
こんな背中空いてる服初めて着るな
もう一生着ないだろうけど。賭け得意か聞いて来たってことはカジノ系かぁ
ちょっと早いけど出よう
「あれー?フロント集合のはずなんだけど」
ま、まだ時間あるし気長に待つか
「姉さん、もしかして1人?良かったら俺 と
遊ばない?」誰かナンパされてるな〜可哀想に
「お姉さんだよ、無視しないでよ〜」
「私?」
「そーだよ姉さん可愛いね、飲もうよ」
「すみません、お誘いは嬉しいですけど人
待ってますので」
「そんな硬いこと言わないでさ!行こうよ」
「本当にそーゆの間に合ってますので」
「いいから行こうよ!奢ってあげるからさ」
「すみません、」
「あれぇー僕の連れになんの用?」
「ヘッ?あっなんでも無いです!!」
「見てたなら早く助けろよ」
「えぇー僕が来てなかったらどうするつもりだったの?」
「特に何かするって考えて無かったな」
「ますます僕が助けに来てよかったねー」
「あーそーですねー」
「じゃ行こっかマイハニー」
「は?え?そーゆ設定?!」
「言ってなかったっけ?」
「言われてなねぇよ!!」
「今言ったからいいでしょ、」
「お前さぁ!」
いくら言っても無駄と判断したからもう何も
言わない。こいつと私どう見てもカレカノに
見えないだろけど裏の世界ではよくあること。
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