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もしこれが夢だったら絶対に醒めないで。もうあんな辛い現実には戻りたくない。
眉目秀麗な少年の真紅の瞳に見つめられた私はそう願った。
周囲にはお父様やお母様に実妹の白雪の他に一族の退魔士達がいて周囲は騒然とした空気に包まれているのが肌で感じ取られた。
赤い瞳の少年は目を細め私を愛おし気に見つめながらそっと囁くように呟いた。
「双葉、今日からオレは君のものだ。どうかオレを双葉の花婿にしてくれないか?」
言いながら赤い瞳の少年はフッと口元に柔和な笑みを浮かべた。
あまりにも予想外過ぎる衝撃的な科白を真正面から受けてしまった私は頬に熱を感じながら全身がフリーズしてしまう。
〈九頭竜家次期御当主様の紅蓮様が私の花婿に⁉〉
赤い瞳の少年こと九頭竜紅蓮様の求婚を遥かに通り越した申し入れに私はただただ驚きに身を強張らせた。彼の情熱的な赤い瞳は全てを燃やし尽くすような紅蓮の炎のようでもあったし、優しく穏やかな温もりも感じさせた。ただ一つ分かっているのは紅蓮様に見つめられるだけで私の鼓動は強く早く高鳴った。私の胸の中がいまだかつて味わったことのない暖かい感情で溢れ返るのが分かった。
〈とても暖かくて穏やかになるこの気持ちはなに?〉
私は胸の奥底から湧き出る感情の正体に気付けなかった。それの正体に気付いたのはもう少し後になってのこと。
何故なら私は物心ついた頃から醜女と蔑まされ一族の人間はおろか実の家族からもおよそまともな人間扱いを受けた経験がない。今までの人生は地獄の一言。嬉しいや楽しいといった幸せな記憶は一片たりともなかった。だからこそ初めて味わう感情の正体に気付けなかったのだ。
その時、私は自分の顔に刻まれた呪いを思い出す。右頬から首にかけ私の半身は生まれながらに毒蛇の痣が刻まれていた。
こんな私が全ての退魔士の頂点たる九頭竜家次期当主であらせられる紅蓮様に愛される資格なんてあるはずがない。きっとこれは紅蓮様の戯れに過ぎないんだろう。
私は日課のように実妹の白雪から肉体的にも精神的にも虐待を受けて来た。それこそ戯れるように水をかけられ暇つぶしをするかのように私のお腹を蹴り上げたりと思い出すだけで心が壊れてしまいそうだった。中でも一番辛いと感じたのは衆目の面前で私の顔に刻まれた痣を大声で嘲ること。その時白雪から発せられる嘲笑は耐えがたい屈辱と汚辱に塗れ鼓膜で木霊するかのようにこびりついて離れなかった。
ああ、多分、紅蓮様も白雪と同じなのだろう。私みたいな醜女が紅蓮様みたいに強く聡明で美しい方に愛されるはずがない。きっと彼の求愛を素直に受け入れたところでその瞬間に私を絶望の底に叩き落し嘲るのが目的なんだろう。
でも──。
あやかしと怪異が人類の脅威として存在する現代日本。
古来よりこの国は霊術や使い魔を駆使する退魔士によって守られ続けて来た。
その中でも始祖の十二家と呼ばれる退魔士一族は国家権力でさえ凌駕する権勢を誇っていた。
特に序列1位九頭竜家は竜を守護霊獣に持ち、その圧倒的な力で実質的なこの国の支配者として君臨していた。
私の家はそんな始祖の十二家の一角を担う高天家である。
ただし序列最下位でありかつての上位序列に返り咲くことが一族の野望。
でも、そんなことは私にはどうでも良かった。
私が欲しいの一族の悲願達成などではなくたった一日でいい。穏やかで静かな一日を誰にも邪魔されず一人で味わいだけだった。
その時、早朝の高天家本邸に文字通りバケツをひっくり返す衝撃音が響き渡る。
廊下は水浸しになり、全身に水を被った私は全身に凍てつくような寒さを感じた。
傍には白雪のような美貌を持つ妹の白雪が薄笑いを浮かべながら佇んでいる姿が見えた。
ドタドタとした足音が聞こえた直後に八重お母様が姿を現した。その顔は苛立ちに歪んでいた。
「なにをやっているの、双葉⁉ まったく、こんな簡単な家事すらまともに出来ないなんて愚図にも程があるわよ⁉」
「も、申し訳ございません、お母様……!」
私は濡れた廊下で正座をし深々と頭を垂れながら謝罪の言葉を口にする。
すると、追従するかのように白雪の嘲笑混じりの声が降りかかる。
「生まれつき醜女で簡単な家事もろくにできない無能だなんて、双葉お姉様ってば、生きていて恥ずかしくないのかしら? 私だったら恥ずかしすぎて、とっくに命を絶ってるわよ?」
「でも、バケツが倒れたのは白雪が蹴ったせいで……」
私は頭を上げると目線を下にしながらささやかな反論を口にする。それがいかに愚かなことであるか分かっていたはずなのに思わず口に出てしまった。
「へえ、醜女のぶんざいで私に逆らうんだ……?」
たちまち周囲の空気が凍り付くのが分かった。どうやら私のささやかな抵抗は白雪の尊大なプライドを大いに傷つけたようだ。その時になって私は我に返り恐怖にかられた。
白雪は引きつった笑みを浮かべると、両手で印を結び雪の様な霊力を立ち昇らせた。
その時、私は一粒の雪を垣間見た。直後に白雪の放った霊力は無数の白蛇に姿を変え私に襲い掛かった。
放たれた白蛇は私の全身を締め付ける。骨が軋む音が聞こえ私は窒息しそうになるのと同時に四肢を引き千切られそうな激痛を味わった。
〈く、苦しい……! このままじゃ全身がバラバラになってしまうわ……⁉〉
こひゅー、こきゅー、と自分の口から呻くような呼吸音が吐き出される。苦しみのあまり多量の涙が頬を伝うのが分かった。
あともう少し白蛇が力を強めれば私は窒息死するか物理的な死を迎えることだろう。
「謝れ。さもないと、もっと痛い目に遭わせてあげるわよ?」
苛立ちに塗れた白雪の声が静かに響いた。
謝りたくてもこの状況では呼吸をするのも難しい。ましてや声を発することなど出来るはずもない。
でも、むしろその状況はある意味私にとって幸運だった。
何故なら、自分の意志を曲げてまで命乞いなどまっぴらごめんだったからだ。
理不尽も虐待も甘んじて受けよう。でも、誇りを捨ててることなど冗談じゃなかった。
〈殺すならいっそ殺して。その方が私は楽になれるでしょう。私は決めたんだ。絶対に命乞いはしないこと。それがせめてもの私の誇りなのだから〉
私に対する虐待は白雪が物心つくのと同時に始まった。
両親やその他の一族からも醜女と蔑まされつづけているのを近くで聞いていた白雪は子供の残虐性も相まって誰よりも激しく私を折檻した。
髪の毛を引っ張りながら引きずり回すことから始まり、覚えたての霊術の実験台にされる頃にはその激しさは過酷を極めた。むしろ現在の白雪の方が大人になった分、子供の頃よりはましだった。でもその分、陰湿性は増し精神的な疲労はとっくの昔に限界を迎えていた。今、こうして心が壊れないのは私も大人になって幾分かたくましくなりそのような状況に陥って白雪を喜ばせるものかという意地だけで持ちこたえている状況だった。
「醜女の分際であくまで私に盾突くつもり⁉ それならいいわ。このまま四肢を引き千切ってあげる……!」
白雪は鋭い眼光を発すると更に霊力を高めた。
私の全身を締め付ける白蛇が白雪の霊力を得て一回り大きくなるのが見えた。
先程とは桁違いの力が私の全身に襲い掛かった。
完全に呼吸が出来なくなり私はいよいよ死を覚悟した。
いつかこんな日が来るとは予想していた。とっくにその覚悟は出来ていた。
でも一つだけ未練はあった。
一日だけでいい。普通の生活を送ってみたかった。おしゃれをして街に出かけ、甘い物を食べてみたかった。友達と一緒に遊んでみたかった。
そんなことを一瞬思っただけで私の胸の中は激しい悔しさに満たされた。
「解」
誰かの声が聞こえるのと同時に、私は一瞬で解放された。
全身を締め付けていた白蛇は消滅し、私は床に崩れ落ちた。
後数瞬遅ければ四肢が引き千切られることはなかったとしても窒息死は免れなかっただろう。
私は朦朧とする意識の中、そこに片手で印を結んだ高天家当主である正道お父様の姿を見つけた。
〈お父様が助けてくださったの……?〉
幸いなことに私は実父から罵倒されたことも虐待を受けたこともなかった。でも逆を言えばただそれだけ。幼少期から実父から優しい言葉をかけられたこともなければそもそも一度だって話しかけられたこともなかった。
実父はただ冷たい眼差しで私を一瞥するだけ。きっと頬に刻まれた私の毒蛇の痣を見て醜いとでも思っているのでしょう。
「お父様、何で止めるの⁉ 今からせっかく一族の汚点である醜女をバラバラにしてやろうと思っていたのに!」
「白雪、止めなさい」
実父はそう言うと私に目線を移して来る。生まれて初めて実父と目が合った瞬間だった。
その時、私は一瞬だけ生まれて初めて期待というものをしてしまった。
もしかしたら実父は心の底では私のことを気にかけてくれていて、だから私を助けてくれたのだと。
しかし、そんな淡い期待は一瞬で消え去った。
実父は私と目が合った瞬間、汚物でも見るかのように忌々し気に眉根を寄せた。
「穢れた血で屋敷が汚れる。やるなら屋敷の外でやりなさい」
その瞬間、私は目の前が真っ暗になった。それと同時に自分に対して言い知れない怒りがこみ上げた。
何故、私はこんな毒家族に少しでも期待なんかしてしまったんだろうか?
希望さえ持たなければこんな辛い思いをしなくて済んだというのに。
皮肉なことにそのおかげで意識を失わずに済んだ。
「はぁい、御父様。確かにそうね。このまま殺してしまっては明日から家事をする奴隷がいなくなってしまうし、なによりストレス発散用のサンドバッグが無くなってしまうものね」
私は後頭部に衝撃を受けた。頭から伝わるのは白雪の足の裏の感触だった。その後、数回ほど私は後頭部を激しく踏みつけられる衝撃を味わう。
「今日の所はこれくらいで勘弁してあげる。でも、逆らった罰で今日は私達の残飯はあげないから。あ、でも、物置部屋に置いてある生ごみならいくらでも食べていいわよ。私ってなんて姉思いの優しい妹なのかしら。醜女、お前もそう思うでしょう?」
その物置部屋とは私の部屋のことだ。
「白雪、それに触れるではない。お前まで穢れてしまうぞ?」
実父の無慈悲な声が私の耳の中で木霊する。
「はぁい、御父様」
そうして三人はそのまま立ち去った。
先程、私が食卓に用意した朝食を家族仲良く食べに行ったのだろう。
当然、その家族の中に私は含まれていない。
「残飯なんて誰が食べるもんか。そうするくらいなら餓えて死んでやる……!」
三人の姿が完全に見えなくなると私は呟いた。
私は床に零れ落ちた水に映し出される自分の姿をジッと見た。
そこには右頬から首下にかけて黒色に染まった毒蛇の痣が見える。その痣は私の半身全体にまで及び実は八頭の毒蛇の姿をしていた。
先程、白雪が使った霊術の通り高天家は蛇を使役し神聖な存在としている。何故なら、現在では伝承も存在も喪失してしまっているが高天家の守護霊獣は蛇だからだ。
それならば何故、私に刻まれた毒蛇の痣は呪われし存在なのだろうか。
八は高天家にとって不吉な数字なのらしい。理由は分からない。聞いたところで教えてくれるはずもなく、一度口を開けば罵詈雑言と暴力が返って来るだけ。漠然とただ自分は一族にとって忌まわしい存在なんだろうな、と無理矢理理解していた。
「八頭の蛇の痣を持って生まれたことがそんなに悪いことなの……?」
序列最下位とはいえ高天家も退魔士のエリート一族。妖から身を守るために国家権力ですら手出しできない。外で私が白雪から全身血塗れになるほどの折檻を受けても誰も警察ですら見て見ぬふりをする。その一方で一族の人間のみならず一般人ですら私を醜女と罵倒する。
理不尽にはもう慣れた。でも納得はしていない。
「私、どうして生きているんだろう?」
その時、きゅるるるる、とお腹の虫の音が静かに鳴り響いた。
お腹が空くのは生きたいと思う証。どうやら私は未だに絶望とは程遠い状況なのらしい。そう思うだけでほんのちょっとだけホッとした。
〈私が自死を選ばず生きることを選んでいるのはただの意地なんだろう〉
死ねばきっと周囲の誰もが喜ぶ。だから私は決めたのだ。私は私を蔑む者達の誰一人たりとて喜ばせるようなことは何もしないと。
「そう言えばそろそろ蕗の薹が食べ頃だったわね」
私の脳裏につぼみが固く閉じる緑色の球体の姿が過るのと同時に舌に独特の芳香とほろ苦さが拡がる。
台所から労働の対価として様々な調味料やカセットコンロなどを秘密基地に隠してある。朝食はふきのとうの天ぷらを天塩でいただくとしましょうか。
春の山菜に食欲を大いに掻き立てられた私の足は自然と秘密基地へと向かった。
私の秘密基地は生家近くの川の側にある林の中にある。
そこには廃墟と化した神社がありそこが私の秘密基地だ。
神様がいなくなった神社は妖の格好の住処と化すのが常識だ。それを恐れて妖が跳梁跋扈し人々の脅威になっている世界において廃墟と化した神社に近寄る者は皆無だった。幸いなことにこの神社には神聖力が残っていて妖は近寄ることが出来ない。霊術の一つも使えず妖に対して対抗手段を持たない私にとってここは絶好の隠れ場所だった。
私は秘密基地近くにある川辺に向かうと丸っこい緑の球体が群生しているのを見つけ頬を緩ませた。
「これでしばらくは餓えずに済みそう」
私はうっきうきな気分でつぼみの固まった蕗の薹だけを摘み取り始めた。つぼみの開いた蕗の薹は固くえぐみや苦味が強くなるから食べられないことは子供の頃身をもって学んだ。
木の実や山菜のみならず秘密基地には畑で様々な野菜を栽培している。これが私が餓えずにいられる理由。動物性たんぱく質は労働の対価として本邸の台所からたまにいただいているけれども、それもほんのわずかにすぎない。
たんぱく質をとるためには私は佃煮にすれば大抵のものは食べられることも学んだ。ただし見た目さえ気にしなければ、ではあるけれども。
実の家族に対して唯一感謝していることは命をいただくことの尊さを学ぶ機会を与えてくれたこと。
今摘んでいる蕗の薹も命に違いはない。それをいただくことで私は生き永らえていることに実感を持つことが出来た。
もし、私に八頭の蛇の痣がなければ白雪のように何不自由なく暮らせていたんだろうか、と思うこともある。
流石にそれはゾッとしなかった。
あの両親に娘として育てられた私はどんな横柄で残酷な人間になっていたか分からない。白雪を見ていてそれに気づき恐怖を感じた。
「おねえちゃん、そこでなにをしているの?」
背後から子供の声が聞こえ、私は咄嗟に振り返る。
すると、そこには可愛らしい男の子がいた。でも、私の顔を見るなりキラキラとしたその笑顔が恐怖に歪み突然ワーッと泣き始めた。
「わああああああん、こわいよおおおおお!」
私は男の子が泣き叫ぶのをただおろおろと狼狽えるしかなかった。
「私の子供から離れて!」
すると、私は突然胸に衝撃を受け後ろに転んでしまった。
見ると若い女性が子供を抱き上げ息を荒らげながら私を睨みつけていた。多分、男の子の母親なのだろう。
私は尻もちをついた状態でただ震えた。きっと顔面は蒼白していることだろう。
「わ、私、別になにも……」
「あんた高天家の醜女でしょう⁉ 穢れるから私の息子に近寄らないで!」
母親は私にそう怒鳴りつけると子供を抱きながら足早にその場を離れて行った。
見ると近くには幼い子供を連れたママ友らしき女性が数多くいた。そして私を見るとひそひそと話し始めるのが見えた。
遠くなので会話は聞こえないけれども内容は大体分かる。
考えるのも億劫になるので私は蕗の薹採取をその場で切り上げて林の中にある秘密基地に向かった。
私は秘密基地に到着するなり持っていた蕗の薹を落としがっくりと膝をついてしまった。
「醜いってだけでどうしてこんな目に遭わないといけないの……?」
泣けば負けだと思い家族の前でだけは泣かないと決めた。
でも、見ず知らずの子供に泣かれてはその意地も通用しない。
ただただ悲しくなって私は嗚咽を洩らした。
泣き叫ぶ声が周囲に聞こえない様に両手で力いっぱい口を押さえたが、それでも泣き声は漏れてしまった。
「お願い、誰か、誰か私を助けて……!」
私は力の限り両拳を握り締めるとそのまま地面に叩きつけた。
「じゃなければ誰か私を殺して! お願いよおおおおおおおおおおおお! もうこんな地獄は嫌だあああああああ!」
私は誰の目をはばかることも無く泣き叫んだ。
結局のところ、私は生に執着し自死も選べない臆病者だということだけは痛感させられた。
これが絶望なの?
そう思った次の瞬間、突如として周囲の景色がセピア色に変化した。
「これはなに……?」
同時に音が消失するのが分かった。それはまるで時間が停止したかのような感じだった。
私が唖然としていると、突然、周囲が紅蓮の炎に包まれた。
驚く暇も与えられずに眩い光が私を包み込む。
「ならばオレの花嫁になれ」
荒々しさと力強さに優し気な色を持つ少年の声が私に語り掛けて来る。
「貴方は誰?」
眩い光の向こう側から人影が現れると、そっと私を優しく抱擁する。
私は優し気な温もりを感じながら両目を見開いた。こんな醜い私を抱擁して気持ち悪くないのかと顔も名前も知らない相手を思わず気遣ってしまった。
「オレは……だ」
「え? 今、なんて……?」
私がそう問い返すと優しい声の主は更に私を力強く、でも優しく抱擁する。
「約束する。オレが必ず君を救ってみせる。だから、それまで待っていてくれ」
〈私を救う? どうしてそんなことを?〉
そう疑問に思ったが私は思わず「はい」とだけ返した。
「いい娘だ。すぐに迎えに行く。だから、馬鹿なことを考えないでくれ。君がいなくなったら悲しむ者がいる」
「それは誰ですか?」
「オレに決まっているだろう? 我が花嫁……いや、主よ」
次の瞬間、私の意識は深淵に落ちた。
最後に覚えていたのは優し気な紅蓮の炎のような赤い瞳だった。
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