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QuizKnockのオフィス。
普段の山本は、とにかく須貝のそばを離れない。須貝がデスクにいればその隣に椅子を寄せ、移動すれば当然のように後ろをついていく。
その「べったり」とした甘えん坊ぶりは、編集部の日常の光景だった。
だが、シーズンが来ればその甘えは「爆発」に変わる。
ymmt「須貝さぁぁん!! 本当に行かないでください! 一人にしないで!」
ドロップ(たれ耳)の姿が現れた山本は、大きな須貝の背中に完全におぶさり、首に腕を回して離さない。
山本の腰のあたりでは、服を押し上げるように丸い尻尾(マリィ)が狂ったように跳ねていた。
sgi「わーってるって! 離せ、山本! 自販機に行くだけだって(笑)」
ymmt「ダメです! 離しません! 須貝さんがいない数分間が耐えられないんです!」
須貝は豪快に笑いながら、山本の腰のマリィを大きな掌でガシッと掴んだ。
ymmt「ひゃんっ!? ……ぁ、すが、いさん……っ! ぁ、……んんっ!」
sgi「おーおー、ここも元気だな(笑)。あとでたっぷり可愛がってやるから」
その喧騒を少し離れた席で見ている、福良と河村。
河村は、今しがたの山本の反応をまじまじと見ていた。
触れられただけであんなに声を出し、骨抜きにされてしまうマリィの威力。
kwmr(自分もあそこを触られたら、福良の前で無様な姿を晒してしまうのではないか。)
河村は強烈な恐怖を覚え、自分の腰を隠すように身体を強張らせた。
fkr「河村も、本当は辛いんじゃない? ……もっと頼ってよ、パートナーになったばっかりなんだから」
福良の手が、心配そうに河村の腰のあたりに伸びる。
kwmr「っ、触らないで!!」
鋭い声が響き、驚いて手を止める福良に、河村はハッとして顔を伏せる。
kwmr「……ごめん。……先、帰るから」
河村は福良の返事も待たず、逃げるようにオフィスを飛び出した。
一足先に帰り、暗い部屋で一人、熱に浮かされていた河村。
やがて福良が帰宅すると、河村は暗がりのなかで福良にしがみついた。
kwmr「……ふくら……。さっきは、ごめん」
福良は河村を抱き寄せ、ソファに座ると、その目を真っ直ぐに見つめた。
fkr 「河村。俺たち、パートナーになった時に『隠しごとはなし』って約束したよね? どうしてそこだけ、頑なに触らせてくれないの?」
kwmr「……だって……! 教えたら、福良は絶対……意地悪するもん ……僕、マリィがあるから。 山本みたいにあんな風に、……おかしくなっちゃうのが怖くて……っ」
消え入るような声で零した河村に、福良は観念したように微笑んだ。
fkr「……わかった。じゃあ、覚悟してね。意地悪、しちゃうから」
福良の大きな掌が、河村が自ら晒した熱いマリィを包み込み、円を描くように優しく、けれど執拗に愛撫する。
kwmr「ひゃあぁっ……!? ……あ、……っ、ふくら、……っ! ぁ、だめ、そこ……っ!」
敏感すぎる場所を直接刺激され、河村のネザー耳がピンと垂直に立ち上がる。
福良が指先でマリィを抉るように刺激するたび、河村の喉からは、甘い喘ぎ声が止まらなくなった。
kwmr「ふ、くら……っ、ん、ぁっ! ……ぁ、……ひ、くっ……! ぁああぁっ、もっと、強く……っ、してぇ!」
fkr「河村、すごい声……。そんなに気持ちいいの?」
kwmr「……っ、う、るさ……っ、は、あぁっ! ……そんなの、きかない、で……っ、ぁ、あぁあああっ!!」
河村は福良の首筋に必死にしがみつき、福良の名前を何度も叫びながら、理性を溶かしていく快感に身を委ねた。
何度も、何度も絶頂の淵へと追いやられ、河村は涙を浮かべながら激しく悶えた。
身体を支配していた熱が、福良の愛によって空っぽになるまで出し切られ、白い光とともに霧散していく。
kwmr「……ふくら……。すき。……どこも、行かないで……」
河村は、今にも閉じそうな瞼を懸命に持ち上げながら、そう一言だけ零した。
福良が「どこにも行かないよ」と髪を優しく撫でると、河村は安心したように深く、深い眠りに落ちていった。
【翌朝】
昨日までの重だるさは嘘のように消え、鏡を見ると、赤かったネザー耳も腰の丸い尻尾も、跡形もなく消えていた。
fkr「……河村、おはよう。治ったみたいだね」 kwmr「……まあね。これでしばらくは静かに過ごせるよ。昨日のことは、夢だと思って忘れて」
河村はそう言い放ちながらも、朝食を作る福良の広い背中に、自分の頭をぐりぐりと押し付けた。
fkr「……忘れてほしいの? あんなに可愛く鳴いてたのに。……俺、昨日の夜でもっと河村のこと好きになったよ」
kwmr「……っ! ……そういうこと、サラッと言わないでよ! ……でも、まあ。また次が来たら、またあそこ、触らせてあげてもいいよ。……僕たち、パートナーなんだし」
数時間後、出社した二人が目にしたのは、やはり「いつも通り」の光景だった。
ymmt「須貝さぁぁん、おはようございます! 昨日の夜、寂しかったんですよ?」
すでに須貝の腕に自分から絡みついている山本の姿。
河村は山本の頭をふと見た。垂れていた耳も、しっぽも綺麗に消えている。
kwmr(……寂しかったとか言って。あんなに綺麗に消えてるんだから、昨日は相当、須貝さんに愛されて満足したんだろうな……)
あんなに怖がっていたはずなのに、今は同じ「快感」を共有する者としての、温かい納得感があった。
kwmr(……まあ、僕も。……同じだけど。福良にあんなに何度も、意地悪されて……)
kwmr「……あのドロップ、症状が治っても全然変わらないんだね。」
fkr「あはは。でも、河村も、シーズン終わってもこうして僕にくっついてるし、お互い様かな」
福良が河村の肩に手を回すと、河村は否定することなく、福良の腕にほんの少しだけ体重を預けた。
パートナーになったばかりの二人の距離は、この熱い夜を越えて、昨日よりもずっと近くなっていた。
ウサギバースというものを書いてみました!!
名前すら知らなかったんですけど、書いてるとすっごく楽しいバース系でまたリベンジしたいです。
ウサギバースとは
「うさぎバース」の世界には、「フラッフィ」と「ロトゥン」の2種類の人間が存在する。
「フラッフィ」は頭にうさぎの耳のようなものが生えた存在。
また「フラッフィ」の中でさらに「ドロップ」「レプス」「ネザー」の3種に分かれている。
ロトゥン
「ロトゥン」は耳のない存在のこと。普通の人間
ドロップ
「たれ耳」のような耳をもつ。「さみしがり屋」の傾向を持つ。
レプス
「うさぎ」と言われて真っ先に想像するであろう姿で、ピンと立った耳を持つ。「フラッフィ」の中で一番多い種類。
ネザー
こちらも耳は立っているのだが、「レプス」と比べて短いのが特徴。「甘え上手」の傾向をもつ。
シーズン
「オメガバース」における発情期のようなもの。
副設定として、「マリィ」といううさぎのようなしっぽを持つ「フラッフィ」も存在している。「マリィ」がある「フラッフィ」はそこが性感帯になるため、普段は隠していることが多い。
他にも設定が色々あるんですけど、技術不足で省いてしまったのでいつかリベンジします!!
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