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コメント
5件
うわっやばい... めっちゃ理想すぎるクロ月です 私の語彙力が無いのでうまく言い表せ無いけどとにかくめっちゃ好きです!!続き楽しみにしてます
途中から、悲し過ぎて涙が出てきたましたよ…😭 続き楽しみにしてます
やっぱ物語だとしても悲しすぎる😭 怒りよりも心配ってのもだし蛍の 貴方は自由であるべきだ〜 とかまじ泣きそうになる🥺 次回も楽しみに♡
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♡ や 💬 あ り が と う ご ざ い ま す ♪
s t a r t
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【8月15日】
今日は二人で映画を観る約束をしていた。
なのに、僕は約束自体を忘れて、夜遅くまで職場でぼーっとしていた。
慌てて帰ると、鉄郎さんが冷めたピザを前に、
暗いリビングで座っていた。
「…..ごめん、忘れてた」
「仕事、そんなに忙しいのか?」
鉄郎さんの声は、怒りよりも心配に満ちていた。
それが一番辛い。
僕はノートに書いた『8/15 映画』という文字を、後から何度もなぞった。
書いてあったのに。
目に入っていたはずなのに。
僕の脳は、それを情報として処理してくれなかった。
【9月3日】
文字が、少しずつ崩れてきた。
今日、仕事中に自分の名前の漢字を書き間違えた。
「蛍」という文字の形が、どうしても思い出せない。
ノートの表紙に書かれた自分の名前を、何度も何度も模写した。
夜、鉄郎さんが
「最近、お前、俺の目を見ないよな」
と言った。
見られるのが怖い。
瞳の奥にある絶望を、あの鋭い男に見透かされるのが怖い。
「自意識過剰じゃないですか? 」
そう言った自分の声が、他人のものみたいに冷たく響いた。
【9月20日】
ついに、やってしまった。
鉄郎さんの仕事の帰り時間を聞き間違えて、彼がまだ帰ってこないと思い込み、玄関のチェーンをかけて寝てしまった。
深夜、激しくドアを叩く音で目が覚めた。
「蛍!開ける!蛍!!」
ドアを開けると、雨に濡れた鉄郎さんが、見たこともないような形相で立っていた。
「….あ、鉄郎さん……すみません、寝ぼけて
て」
「お前、最近おかしいよ。…頼むから、本当のことを言ってくれ」
鉄郎さんが僕の肩を掴む。その力が強くて、痛くて、心地よかった。
本当のことを言えば、彼は泣くだろうか。
それとも、僕を哀れむだろうか。
僕は貴方の腕を振り払い、
「なんでもありません」
とだけ言って部屋に逃げ込んだ。
ノートを開く。
『黒尾鉄朗:絶対に、彼に知られてはいけない。貴方は、自由であるべきだ』
涙で、文字が滲んだ。
【10月5日】
朝。鏡の中の自分が、誰だかわからなかった。
「…これ、僕?」
声に出して言ってみる。
でも、その「僕」が誰なのか、定義が崩れていく。
リビングから、コーヒーの香りがする。
「蛍、朝飯できてるぞー」
その声を聞いて、反射的に
「今行きます」と答える。
体は覚えている。
この声に反応することを。
この場所で生きることを。
でも、意識はもう、霧の中に消えかけている。
ノートの最新のページに、大きくこう書いた。
『忘れるな。あそこにいる男は、世界で一番、僕を愛してくれた人』
月島はペンを置き、ゆっくりと向かう。
扉を開けると、そこにはエプロン姿で笑う鉄郎さんがいる。
その光景が、まるでスノードームの中の出来事のように、美しく、そして手が届かないものに思えた。
「蛍?どうした、そんなに突っ立って…」
「…..いえ。鉄郎さん、おはようございます」
月島は、精一杯の「日常」を演じる。
心臓の奥で、砂時計の最後の一粒が落ちる音が聞こえた気がした。
鉄郎さんに知られるまで、あと、どれくらい。
…自分が自分でいられるまで、あと、どれくらい。
月島は、鉄郎さんが差し出したコーヒーカップを、両手で壊れ物を扱うように、大切に握りしめた ___。
_ _ _ 記 憶 が な く な る ま で × × 日 。
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n e x t ▷ ▶︎ 気 分
ほ ん と に 💬 と か ♡ し て く れ る と 嬉 し す ぎ ま す ︎🫶🏻