テラーノベル
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🦍(独身)↔🍆 ☃️→←🍌
御本人様とは関係しません。
あくまでもフィクションです。
ご了承下さい。
(🍆さん視点)
今日は案件動画の為、メンバー全員で会社に集まり、撮影部屋で動画を撮っていた。
撮影中は、普段通りにメンバー全員の雰囲気が出ていて良い動画になったと思うが…撮影終了後、メンバーだけの会議を行う為、会議室へ移動した時の事だった…。
少し休憩してから会議するってことになったが… 動画を撮るまでの待機中や移動中、また会議室での休憩中等の間…Qnlyとおらふくんとの空気感が、はっきり言ってぎこちない…。
ドズルさんがQnlyの相談を聞いた日から、だいぶ日が経ったのだか…、 あれから2人の進展がどうなったのか?と心配になり、休憩中にドズルさんへ尋ねてみた。
「ねぇねぇ、ドズさん…ちょっと話があるんだけど…」
「どうしました?」
「ここでは…ちょっと…」
「…分かりました。ぼんさん、タバコも吸いたいでしょ?…外、行きますか?」
俺の気持ちを察してか、会社の屋上(俺の隠れた喫煙所)へ移動し、人気のない事を確認して話をした。
「Qnlyとおらふくん…あれから進展あった?」
「いいえ…何も聞いてないですね」
「…そっか…」
「Qnlyもなかなか踏み出せない様に見えますよ…」
「…うん」
俺は電子タバコを吸い、 できるだけドズさんの方に煙がいかないようにしながら話をした。
「おらふくんの方はどうなんです?」
「相変わらずだね。Qnlyの気持ちを考えて…様子を見てるって感じ…かな?」
「あー…なるほど。まぁ…さすがにプライベートの事ですし、2人の問題ですから…あまり立ち入らない方がいいと思いますよ」
「…うん、分かってる。分かってるけど…このままだと、2人共…辛いと思うんだよね…」
「うーん……僕がQnlyにそれとなく聞いてみましょうか?」
「いや……いいよ、やめとこ。…いや、でもなぁ…」
頭を掻きながら考えてると…
「貴方が心配する気持ちは分かりますよ。…僕も同じ気持ちですから…」
「…ん」
「貴方は後輩の事になると…自分の事は二の次にして、深く考えるところがあるから…僕は心配になります…」
そう言って、俺の頬に手を添えて心配そうに見つめる…
「…そう…かな…?」
「はい…。でも、そんな貴方だから僕は好きなんですけどね」
そう言って、俺の唇にフレンチキスを落とす…。
「……///」
頬を赤らめた俺を、愛おしそうに眺めながら話を続けるドズルさん。
「あの2人も直接的に…面と向かって話をした方がいいと思うんですけどね…」
「…面と向かって…か…」
確かに…撮影中はお互いを見ない…。
それにゲームに集中しながら話をするから、言葉に詰まる事もない…。
なら、面と向かって話す機会をつくってあげれば……?
「ねぇねぇ…ドズさん、じゃあ…2人っきりで直接話す機会をつくるっていうのはどう?」
「はぁっ?」
ビックリしてドズルさんの手が頬から離れ、素っ頓狂な声を出した。
「だから…」
と俺の作戦を話すと、途端に顔が曇るドズルさん。
「どう?」
「……いい方法とは…思えません」
「えーー、だめ?」
「…僕が耐えられません…」
「そこをなんとか…」
「……」
話が行き詰まっていたら…屋上のドアが開き、MENがやって来た。
「いたいた!もーっ…何してんスか。」
俺は吸い殻を携帯灰皿の中に入れて、MENに尋ねる。
「MEN…どうした?」
「早く会議室に戻って下さいよ…」
何故か狼狽した声で俺達に伝える。
「何かあったの?」
とドズルさんが尋ねると…
「あの2人の雰囲気…俺…耐えられないっス…」
「2人って?」
「Qnlyとおらふくんっスよ」
「どうかした?」
「ドズルさんとぼんさんが居なくなった後、2人共…ほとんど喋らなくなるし、俺とネコおじが間に入って、なんとか会話をもたせてるって感じで…、もう…間が持たないっスよ!」
「……」
「さすがに耐えられなくなって、俺…トイレ行くフリして、ぼんさん達を探しにきたって訳っスよ。…ドズルさん、早く戻って下さいって… 」
「…分かった。…ぼんさん、とりあえず部屋に戻りましょう」
「…うん」
俺達は急いで会議室へ戻った。
会議室では…ネコおじが2人の様子を伺いながら、世間話をしつつ…どうにかして間を持たせている様に感じた。
ネコおじが俺達の姿を見えた瞬間、助けを乞う様に目線を送る…。
こりゃー…相当参ってるな、ネコおじ…
『やっぱ…さっき考えた作戦やるか…』
ドズルさんに目線を送ると、『僕は嫌ですよ』と言わんばかりに睨んできた…
(🦍さん視点)
会議室にいる3人を見て、相当ネコおじが参ってる様子に溜息が出た。
MENの言うとおり…重い雰囲気が漂っている…
さて…どうしたものか?と考えていたら、隣のぼんさんが俺に目線を送ってきた。
もしかして…さっきの作戦をやろうとしてる?『…俺は耐えられないって言ったでしょ?…嫌ですよ!』って目線で気持ちを伝えるが…
『でも…方法なくない?』って目線と顎でクイっとされ返事された…。
『…他の方法もあるでしょ?』
『いや、これがベストだと思う…俺、やってみるわ』
『ちょっと待って下さい…もう少し様子をみましょうよ』
『…ゴメン…でも、やるよ』
『…ぼんさん…』
目で会話しながらやりとりをする俺達を不思議そうにMENが見ていた。
そんな中、ぼんさんが最初の行動に出る…
普段の会議であれば、Qnlyの隣の席にぼんさんは座るのだが…、今回はMENがいつも座るおらふくんの隣の席に、ぼんさんは座った。
「ぼんさん、そこ俺の席っスよ」
と当然指摘するMEN。…が当の本人は、
「いいじゃん。たまには気分を変えて席代わろうぜ。それに…いつもの席で座らなきゃ絶対ダメってルールは無いじゃん」
とMENを言い包める。
「まぁ…そうっスけど…」
と戸惑いながらも、MENは普段ぼんさんが座っている席にしょうがなく座った。それを見てぼんさんは…
「じゃあドズさん、会議しようよ」
と開始を促す…
俺は不愉快感を抱きながらメンバーとネコおじを入れた会議を始めた。
ネコおじが資料を配り、今後の動画撮影に対する企画について話を始めた。
暫く経って、ぼんさんは次の作戦に移る…
「ねぇねぇ…おらふくん。コレって?」
ぼんさんがおらふくんの肩に自分の肩をくっつけ、顔をおらふくんに近づけながら小声で尋ねる…。
おらふくんが『?』って少し戸惑いながらも笑顔で答えている…。
資料を見るフリをしながら、2人の様子を見ていて…俺は胸の奥がチクッと痛みだし、黒い感情が湧き始める…
『ぼんさん……近いって…』
当然、その様子を目の前に座っているQnlyも、じーっと2人を見つめてる…
いつもと違うぼんさんの行動に対し、多少の疑問は抱きつつも…明らかに敵意ある眼差しで見ているようだった…
俺はQnlyの様子も視界に入れながら、ぼんさんの動向を見続ける…
「あー…そういう事ね。OK!」
納得したところで、離れ…また疑問を感じては、くっつく…を繰り返す。
「でもさ…この企画って…」
次第におらふくんとの密着度が増していくぼんさん…。
それをわざとやっているって分かっていても、そんな何度も繰り返されれば…胸の奥から湧き出る黒い感情も比例して増幅していくのが分かる…。
自分の感情を押し殺しながらQnlyの様子を伺うと、彼も苦虫を噛んだような形相で2人を睨みながら見ていた。
時間が経つにつれ…Qnlyの怒りも限界が近いのでは?と感じ、その事をぼんさんに目で知らせると…ぼんさんも概ね気づいている様子で…次の行動に移す。
「おらふくん、ちょっと」
とぼんさんがおらふくんの肩を抱き寄せ、耳元に顔を寄せて手で口元を隠し…何かを囁く。
まるで周りに見せつけるかの様に内緒話を行い、時折、笑顔を見せるおらふくんを見て、殺意に近い感情が俺の中に芽生え始める…。
『落ち着け…俺。相手はメンバーだぞ』
俺は必死に感情を抑えながら、Qnlyに目を向けると…拳を握りしめる代わりに、指先で机を『トントン』と叩くことで、怒りを逃がしていた。
ただ…その速度は次第に速まり、剥き出しの苛立ちが音となって溢れ出す。
『Qnlyも相当…きてるな…』
俺はぼんさんに『そろそろやめましょう』と目で訴える。
しかし…俺の訴えに対し『あともう少しだけ…』と目で答え、更にエスカレートするぼんさん…
「あれ?おらふくん、まつ毛に何かついてるよ。ちょっと目を瞑ってくれない?取ってあけるからさ…」
「え?…あ…はい」
おらふくんはぼんさんの言うとおりにが目を瞑る…
「近づかないと見えないなぁ…」
ぼんさんは左手でおらふくんの頬を包み、顔をゆっくり接近していく…。まるで…恋人同士がキスをするみたいに…
これ以上見たくない…と机の上に置いていた拳を強く握り締め、怒りという黒い感情が、沸々とマグマのように胸の内で暴れ出し、拳をおらふくんに向けようと、立ち上がろうとした瞬間…
『バン!』
と机を叩いた破裂音が室内に響き渡った…。
俺は音が聞こえた方へ顔を向けると、Qnlyが机の上に拳を置いたまま、これまで見たこともない形相でぼんさんを睨んでいた…。
Qnlyも俺と同じで、抑えきれない憤怒が、机を震わせる轟音となって弾けたのだろう…
その行動に驚いたメンバー全員が、Qnlyに目を向ける…
ぼんさんは、おらふくんから少し離れ…怒りに満ちているQnlyを冷静に見つめる。そして、少し挑発的に言い放つ。
「Qnly…どうした?」
「……」
「用があるなら……言えよ」
「…ぼんさん、ちゃんと会議に参加して下さい。…話が進まないでしょ」
2人の視線がぶつかり合う。しかし、ぼんさんは挑発をやめない…
「は?参加してるさ。…話だってちゃんと聞いてる…」
「はぁ?…どこがですか?いつもと違って、真面目に参加している態度じゃないですよ!」
「そう?俺は至って真面目よ」
「……」
「Qnlyこそ…おかしくないか?」
ぼんさんが、Qnlyの心に潜む核心に触れてきた…
「普段のQnlyなら、そんなイライラしないだろうし、態度がどうだの…なんて言わないだろ」
「……」
「なぁ、Qnly…他に理由があるんだろう?…本音を言えよ」
「……」
痛いところを突かれたQnlyは、ぼんさんから目を反らし、沈黙する…。
その態度に業を煮やしたぼんさんが、最終手段に出た。
「言わないんだな……なら…」
とぼんさんは、両手でおらふくんの頬を包み、キスをしようと顔を近づけていく…
「やめろ!」
とQnlyが叫び、ぼんさんを思い切り突き飛ばした。予期せぬ衝撃に、ぼんさんは椅子ごと後ろへひっくり返る。
『ガシャーッ』と派手な音が狭い室内に響き渡り、椅子が無様に空を蹴った。
「いってぇ!何すんだよQnly!」
ぼんさんは、打ち付けた腰を押さえ、顔を歪めながら言葉を吐き捨てる…
「お前っ……ふざ…」
『ふざけるな!』と言おうとした言葉を、ぼんさんはグッと飲み込んだ…。
何故その先の言葉を言わないのか?と思い、Qnlyを見ると…睨みながらも、瞳から1筋の涙が頬を伝わっていたのだ…
そんな彼を見て、さすがにぼんさんも躊躇したらしく…何も言えなくなったようだ。
その代わりに…ぼんさんは、おらふくんに目でサインを送る。
『おらふくん…ここから先はお前が行動を起こすんだ。さぁ、Qnly連れて話してこい…』
その気持ちが伝わったのか…おらふくんは、ぼんさんを見て頷き…Qnlyの手を握って会議室から連れ出した。
『バタン』と閉まるドアの重苦しい音が会議室に響き渡り、その後は静寂だけが取り残された…。
(☃️くん視点)
ぼんさんからチャンスをもらった…。
僕がなかなか行動を起こさない事を心配したのか…わざと僕に近づいて、Qnlyの気を引き、2人っきりで話をさせてくれる為に、行動を起こしてくれたのだ…。
ぼんさんは内緒話の時にこう言った。
『おらふくん…今、わざと笑ってくれない?もう少しだけ、俺がわざとおらふくんにイチャイチャする行動をとるからさ…、我慢して俺に付き合ってほしい。…俺が合図したら、2人でこれからの事…ちゃんと話すんだよ…』
ぼんさんの言葉にビックリしたが…僕の為にここまでしてくれる事に感謝しかなかった…。
その思いに応えなきゃ…自分の気持ちをしっかり伝えなきゃ…と、Qnlyの手を引いて会議室から出て、 先程まで撮影していた部屋に入って、重い扉を閉める…
僕はQnlyと向き合う様に立った…。
久しぶりにQnlyの顔をしっかり見た気がする…。
涙が溢れながらも俯いて、僕の方を見ないQnlyに静かに問いかける…
「Qnly…どうしたん?…大丈夫か? 」
僕は持っていたハンカチを渡し、 Qnlyはハンカチで涙を拭いながら、黙って俯いていた。
僕は優しくQnlyに尋ねてみる。
「Qnly…何で泣いてるん?」
「……」
「…理由が…聞きたい…」
僕の言葉を聞いて、Qnlyはゆっくり顔を上げ、涙目で俺を見つめながら…ボソッと呟く。
「…ぼんさんに…おらふくんが…取られそうな…気がして…」
そして再び俯いた…。
『可愛過ぎだろ…Qnly…』
僕は少しでもQnlyを安心させたくて…
「そんな訳無いやん。ぼんさんはドズルさんしか好きやないし…」
「……」
「僕はQnlyが好きなんやから…」
僕は、ぼんさんとの関係を否定するが為に…自分の気持ちをついつい口にしてしまった。
「……え?」
Qnlyがビックリして、僕を見つめる…。
「あ…」
僕も自然と出た告白に、ビックリして顔を赤くしてしまう…
「…おらふくん……それって…メンバーとしての『好き』…なの?」
Qnlyも顔を赤く染めながら尋ねる…
もう、ここまできたら言うしかないと腹を括り…真剣に答える。
「最初はそうだったけど…今は違う。LOVEの方の『好き』なんや…」
正直に気持ちを伝えると…Qnlyはまた俯いてしまった…
「…ゴメンな、Qnly…こんな事言って…Qnlyを困らせてしまって…」
「……」
「けど…自分の気持ちに嘘はつけん…」
決死の覚悟で出た言葉が、撮影部屋に虚しく響く。
メンバーとして…そして大切な友達としていれば傷つかずに済んだ。
笑って隣を歩き続ける未来だって選べたはずや。
それやのに…Qnlyの泣いている姿を見て、心の奥に隠していた『恋』という想いが一気に巡って、本音を言葉にしてしまった…。
Qnlyはどういう気持ちなんやろう?と思っていると、Qnlyは静かに呟いた…。
「俺も…おらふくんが…好き…」
「……Qnly」
「おらふくんと仲良くなるにつれて…『好き』という気持ちが強くなった…」
そのひと言に…心臓の最も深い場所に、火のついた矢が突き刺さった。
『ドクン』と大きく脈打った熱い想いが、指先から耳たぶの端まで一気に駆け巡る…。
今まで『友人』として重ねてきた穏やかな時間が、一瞬でまばゆい黄金色に塗り替えられていくようだった。
気づけば…僕はQnlyを抱きしめていた。
驚きで一瞬強張ったQnlyだったが、すぐに溶けるような柔らかさを帯びていき…Qnlyを包み込む。
Qnlyも僕の背中に腕を回し、言葉以上にどれほどの想いを溜め込んでいたかが伝わってきて…胸の奥が熱くなった。
僕はQnlyの耳元で囁く…
「Qnly…僕と…付き合ってくれん?」
シャツ越しに伝わるQnlyの鼓動と、 僕の鼓動が重なり、一つのリズムを刻み始める。
「…うん。俺も…おらふくんと…付き合いたい…」
互いの気持ちが混ざり合っていくような錯覚に陥る。
鼻をくすぐる彼の匂いと体温が、今まで何度も隣にいたはずなのに、触れ合った瞬間に世界は一変した。
この温もりを離したくない…。
重なり合う吐息に、これまで言葉にできなかった月日が全て溶け合う様で…、甘い幸福感でいっぱいになった。
どちらからともなく、ゆっくりと腕の力を緩める。
数センチの距離で視線がぶつかった瞬間、同時にふっと吹き出してしまった。
「……Qnly… 顔、赤いで…」
「…おらふくんだって…耳まで真っ赤だよ…」
指摘し合う声は、自分たちでも驚くほど甘く、弾んでいた。
つい数分前まであんなに張り詰めていた空気が嘘のように、2人の間には春の陽だまりのような…くすぐったい沈黙が流れた。
Qnlyは照れている事を隠そうと、眉尻を下げて優しく笑う。その笑顔が…今は世界で一番愛おしいものに見えた。
僕達はもう一度、確かめるように見つめ合った。
もう言葉にしなくても伝わってくる。
これからは自分の気持ちに嘘をつく必要はないんだ。
差し出された彼の手を、今度は僕の方からしっかりと握り返す。
お互いの指先から伝わる熱量に、僕達はただ…こぼれんばかりの微笑みを交わし続けた。
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コメント
4件
甘酸っぱいッ…あ~!好きだ…。フォロー失礼します!
ぶれんさん、コメントありがとうございます✨✨🤣 ドズぼんとおんおらを対照的に描いてみましたが、楽しんでもらえて嬉しいです‼️
良い〜〜〜!!👏✨✨🦍さんの嫉妬が半端ないのがたまらないです☺️✨⛄️🍌可愛らしくて良いですね〜^_^✨✨