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昔の人はよく神を信じたくさんのものを捧げてきた
食べ物やお金だけでなく時には人を捧げることもあった
この村でもかつて生贄としてたくさんの娘達が殺(ささげら)れてきた
生贄の条件としては諸説あるがよく言われるのは15~16歳の処女であることだ
ただ神はわがままなためこの村ではある家系の娘しか贄として選ばれない
その家系以外の者が選ばれた年は不幸が続くという
その家系に生まれた女はこの村の生贄になるためだけに生まれ死んでゆく
たった15という年でだ
時が経つにつれ神に頼らずとも生活して行ける時代となった今、だんだん神という概念すら信じる者が少なくなり自然と生贄という制度は消えていった
しかし、そんな話をまだ信じている老人たちはその家系の者達に対して粗悪な態度を取り続ける
そんなある日事件は起きた
数人の老人達がその一家を襲ったのだった
1人の少女だけ生き残り他は全員殺された
これは全国ニュースになるほどの大きいニュースだったはずなのに何故か県内で軽く報道されて事は終わった
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これは何も知らない僕と1人取り残された少女の話