TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ピンポーン

あ、お兄ちゃんだ♡

私、波瀬 愛琉(ナミセ メル)中学2年生。小6の時に両親が死んでから、お兄ちゃんと二人暮らし。今、お兄ちゃんが高校から帰ってきた♪私は急いで玄関に走った。

ガチャ

「ただいま。メル。」

「お帰りお兄ちゃ……え?」

私の大好きなお兄ちゃん。波瀬 李蓮(ナミセ リレン)。高校3年生。いや、それより問題は…後ろの女だ。

「ああ、紹介するよ。俺の彼女のレア。」

「初めまして。金沢 麗亜(カナザワ レア)です。」

黒髪ロングの背の高い女は、私の顔を見て微笑んだ。何が起きているのか状況を飲み込めない私。

え…嘘…お兄ちゃんの…彼女…?最近帰りが遅くなってたのって、この女に会ってたからなの?私からのメッセージにそっけない返信するようになったの、この女の所為?最近お兄ちゃんがよく笑うようになったの…この女が原因?私じゃなくて…この女が…

「今日からレアは俺の部屋に住むから。メル、お姉ちゃんが出来て良かったな!」

は…?何言ってるのお兄ちゃん…?

「これからよろしくね。メルちゃん。」

「触らないでっ!!!」

私の目の前に出された腹が立つほど綺麗な白い手を思いっきり叩いて、私は自分の部屋に走った。

「メル!」

遠くでお兄ちゃんの声がした。あの声は心配してる声…でも追いかけて来てはくれないんだね。きっと今頃お兄ちゃんはあの女と…

「ゔぇっ」

私はあまりのショックに吐いてしまった。そして、今まで一度も傷つけたことがない自分の手首にカッターで深く傷を入れた。でも、全然痛くなかった。そんなことより、『お兄ちゃんを盗られた』という事実が真実が現実が、私の頭に激痛を走らせた。

私はその夜、頭痛でなかなか眠れなくて、頭痛薬と睡眠薬をたくさん飲んだ。でも、すぐに気持ち悪くなって吐いちゃった。結局一睡もできなかった…。

誰にもあげない。私だけのお兄ちゃん♡

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚