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照「大丈夫?ほんと、ごめん…」
ベンチに横になり、落ち着くまで皆待ってくれた。岩本さんは、上着をかけてくれて。
康二「飲み物買ってきたでー!」
みんなの優しさがまた、苦しい。
深澤「佐久間たちは、他に乗りたいものとか大丈夫?」
阿部「ん、俺はいいけど、佐久間は?」
佐久間「俺、あれ乗りたい!」
深澤「行ってきなよ!」
阿部「でも」
深澤「こっちは大丈夫だし、康二もあれなら、佐久間達と」
康二「俺はえーよ?照兄はいいの?」
照「ん、俺はいい。てか、俺のせいだし」
○○「大丈夫。みんな遊んできていいよ。ごめんね……せっかくなのに。ごめん。」
佐久間「じゃあさ、もう少ししたら、皆で観覧車乗ろうよー!やっぱ遊園地は観覧車だよねー!」
深澤「○○さん、いけそ?」
○○「ん。多分……」
照「じゃあ、今のうち、みんな行ってきな?良くなったら連絡するから。」
そういうと、皆それぞれ乗りたいものの所へ。
○○「……岩本さんは、いいんですか?」
照「ん?…いいよ?沢山回って楽しかったし。」
○○「なんか、ほんとすみません……」
照「……トラウマかなんか?」
○○「……多分。落とされるんじゃないかって……怖くなるんです。何度かされたことあって。あたしが、悪いからって……っ。」
照「……そっか。」
○○「……だから……っ」
照「トラウマってさ。克服するのはなかなか大変だけど。1人じゃどうにもならないでしょ?」
○○「………でも、」
照「俺が、手伝っちゃだめ?」
○○「え?」
それはどういう……
照「前から○○さんのこと気になってた。昨日から一緒にいて、わかった。俺、○○さんのこと、好きです。だから、付き合って欲しい。」
○○「え………えっ!?」
待って。
わたし、起きてるよね?
そう思い、頬をつねろうとしたら、止められた。
照「夢じゃないから!笑」
○○「え?……///」
追いつかない。どうしよう……でも、嬉しい。けど、私……
○○「……迷惑しかかけないと思うし…」
嬉しいけど、なんだろ。こんな私で岩本さんは、嫌気が差しちゃうんじゃ……
照「迷惑?例えば?」
○○「えっ?………その、恋人らしいこととか…また震えたり、すると思うし……」
照「それは迷惑じゃないよ?だってさ、ずっとそんなんじゃ、辛いでしょ?だから、嫌なら嫌、怖いなら怖い。そうはっきりいっていいの。ちゃんと受け止めたい。」
○○「………///」
真っ直ぐ私を見て伝えてくれた。
信じるのは正直怖い。
○○「…嬉しいけど、信じるの怖い………」
照「……そうだよね…。ごめん。」
でも
○○「あ、あの。だけど…」
照「ん?」
○○「その……///」
顔を見れなくて、下を向いてしまった……
もう心臓飛び出そう。
照「……ゆっくりでいいよ。返事はいつでも。だから、安心して?」
そう言って頭を撫でられた。
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