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──時間は少し遡る。
ハンネのいるであろう厨房へ、向かう道中でのこと。
「ラインハルトと言葉を交わしたことはあるのか」
ジークフリート殿下が前を向いたまま問うてきた。
「……事務的な応答でしたら、数回ほどございます。ですが、おそらくラインハルト殿下は私を認知していらっしゃらないでしょう」
図書館で一緒に過ごすことを許可してくださったジークフリート殿下が特例なのであって、下働きの使用人が王室と私的に話す機会など、本来は皆無だ。
個人的に知られることなどまず、ない。
「…………」
殿下は長いまつ毛を伏せ、わずかに視線を落とした。
「いかがなさいましたか?」
「……、なにがだ?」
「なにか、ご懸念があるように見えます」
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