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コメント
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うわ、今回のバトルめっちゃアツかったです…!🥀🔥 氷嵐の氷の矢と体術が想像以上にヤバくて、煌がやっと懐に入れたときは思わずガッツポーズしそうになりました。あの「一発入れた!」ってシーン、こっちまで息止めて見てたんですよね。でも氷嵐、まだ余裕ある感じがして、次が本当に気になります…!
「行かせぬと言っている」
氷嵐が冷酷に呟くと同時に、その背後に無数の、鋭利に研ぎ澄まされた氷の矢がまたたく間に形成された。
「チッ……上等だ、まとめてへし折ってやるよ!」
煌が地を蹴った瞬間、ヒュンヒュンと風を切り裂く音を立てて氷の矢が一斉に放たれる。
まともに喰らえば身体に穴が空く。だが、煌は野生の勘とも言える圧倒的な反射神経で、向かってくる氷の矢を紙一重で次々と躱していった。右へ、左へ、時には低く身を翻し、白砂を蹴り上げて前進する。
矢が地面に突き刺さるたび、枯山水にピキピキと白い霜が広がっていくのが見えた。
(一気に間合いを詰めて、その澄ましたツラに一発ぶち込んでやる――!)
そう目論んでストレートを叩き込もうとした瞬間、氷嵐はふわりと重力を無視したような軽い身のこなしで、煌の拳の軌道から滑るように身を引いた。
「……っ!」
「私が術だけに頼ると思うたか?」
氷嵐は冷徹な瞳のまま、流れるような体術で煌の死角へと回り込み、鋭い蹴りを放ってくる。煌はそれを交差させた両腕で辛うじて受け止めたが、凄まじい衝撃と冷気が骨まで染み渡るようだった。
(くそっ、重ぇ……ッ!!)
あまりの冷気に一瞬、腕の感覚が麻痺しかける。だが、煌はそのまま後ろへ弾き飛ばされるのを良しとせず、あえて白砂に強く踏みとどまった。ガードした両腕で氷嵐の脚を強引に払いのけ、至近距離のまま自らの身体を鋭く一回転させる。
(そこだッ!)
体勢を崩されながらも、この距離なら届く――かわされるのは織り込み済みで、煌は遠心力を乗せた左の裏拳を、追撃で氷嵐の顔面へ向けて放った。
しかし、氷嵐はそれすらも完全に予測していたかのように、冷徹な瞳のまま、最小限の動きで頭を下げてフッと避けた。煌の拳が、冷たい髪の毛数本をかすめて空を切る。
「攻撃が単調だな、異界の巫女よ」
(クソっ、こっちの動きが読まれてる……!?)
体術のキレだけじゃない。こいつは煌の踏み込みの癖や視線の動きを瞬時に見切り、先手を打ってきている。術士特有の隙がまるでない。
再び無数の氷の矢が煌を襲う。今度は躱すだけでなく、逃げ道を狭めるように扇状に放たれた。
(なら、見切れない速度でブチ込むまでだ!)
煌はあえて正面の矢に向かって突っ込んだ。直撃する寸前、白砂に強く足を食い込ませて急停止し、その反動を利用して真横へ爆発的に跳躍する。
「――何?」
氷嵐の眉がわずかに動く。煌の変則的な踏み込みは、氷嵐の冷酷な計算をほんの一瞬だけ狂わせた。
その一瞬の迷いを見逃す煌ではない。
着地と同時に、地面の砂利を爆発的に蹴り上げる。目くらましの白砂が氷嵐の視界を遮った刹那、煌はその影から低く潜り込むようにして、氷嵐の懐へ弾丸のごとく踏み込んだ。
氷嵐が防御の姿勢をとるより早く、煌は渾身の力を拳に込める。
「そこだぁッ――!!」
回り込んできた氷嵐の脇腹へ、煌の硬い拳が深く突き刺さった。
「……ぐっ!?」
鈍い手応えとともに、氷嵐の身体が大きくよろめく。
完璧に捉えた。あれだけ近づけず、こちらの動きを読んできた相手の懐に、ようやく重い一撃を叩き込んでやったのだ。
よし、あいつはしばらく動けねぇ――そう確信しながら息を荒くした煌は、他の奴らがどうなったのかを確かめるべく、ハッと周囲に視線を走らせた。