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7話私の部屋への行き方…?そして、作られた訳
ドット)なぁなぁ、アイリスせんせ
アイリス)私は先生じゃねぇしなんでいるドット
ドット)いいじゃねぇかよ〜それよりもさせんせ
アイリス)なんだ…
ドット)なんでせんせの部屋はこんなにも「頑丈」なんだ?
ある日、ドットから言われ気付いた
まぁ、私がやったけど
アイリス)頑丈?違うよ?お前らが弱いから強く感じるだけだよ
ドット)よ、よわ…
アイリス)そーだよ?ん〜とね、頑丈に思えるのは事実お前らの弱さが原因だ
紙に絵を描いて「これは私の部屋、そして…」と言ってその四角を囲うように絵を描くとドットが「これは?」と聞いてきた
アイリス)この資格を囲うように書かれた四角は言ってしまえば結界、つまりはバリアね
ドット)ほ、ほう…
アイリス)んで、このバリアはある一定の魔力を持つもの以外は通れない仕組みになってるの
ドット)魔力…だけ?
アイリス)まぁ、基本的には魔力だね、後は…取得した魔法の数によるね
ドット)ほ、ほう…
アイリス)んで、お前らが通れるのは私がその基準を下げたから、だいたい取得した魔法が10から20に下げたの
ドット)元は?
アイリス)だいたい……〜〜〜〜かな
ドット)う”ッ…き、聞いてるだけで吐き気が…
アイリス)ま、まぁ…普通の人間なら取得できない数だからね…
(元の数はみんなの想像におまかせするからね★)
そして、部屋の結界を軽く説明した後に今度は部屋の来かたを説明…なのだが……
アイリス)ん〜…とね、部屋っていつもどう来てる?
ドット)えっと…何時もは校長室に入って校長室のデカイ鏡を潜って来てるけど……
アイリス)実はもっと簡単な方法があるんだよ、態々校長室まで来たくないでしょ
ドット)あんの!?
アイリス)そ、この鍵をどこでもいいから鍵穴のある扉にこの鍵をさせば私の部屋の真ん前だよ
ドットの前に純金とダイヤの埋め込まれた鍵を見せると目を輝かせながら見て来た
ドット)それもらってるヤツいんの!?
アイリス)いるよ〜、いつも部屋に来るランスとレインとオーターは確定かな
ドット)他は?ほかは?
アイリス)校長かな…後はごく一部の教師陣かな
ドット)俺は!?
アイリス)お前はしつこいからやーだ
ドット)…(lll-ω-)チーン
出した鍵をチェーンに通し直し自分の首にかける
アイリス)この鍵は高価でもあるしそう簡単に渡す訳には行かないんだよ
ドット)でも…って事は他にもあるってことか?
アイリス)あぁ、使い方を間違えると…面倒くさいことになるんだ……お前らでも対処出来ない事がな
ドット)センセなら?
アイリス)万事よゆー笑
ドット)ちなみにめんどい事って?
アイリス)ん?簡単に言えば…「史上最悪の犯罪者の牢屋が開く」かな
ドット)んなっ…史上最悪って…まさか…
アイリス)そう…あの一時期ここを壊そうとして国まで壊そうとした…国家転覆を目論んだ野郎…「ファースト」
ドット)そ、そりゃあ…確かにやばいな…
アイリス)あいつの魔法は基本的に殺傷性に長けているからな…その名の通り1番…あいつは国一強いとか言われてたが私が現れた事で1番じゃなくなったけどな
ドット)お、恐ろしいな…でも、あいつらにそんな鍵渡していいのか?
アイリス)私が渡したのはダミーだよ、ファーストの牢屋を開ける鍵はこれだけ
ドット)へぇ〜…ちなみに牢屋の開け方は?
アイリス)それは企業秘密、因みに…これを私から奪おうとしてみな、その体丸焦げだから
ドット)さ、さすがに取ろうとは思わねぇよ…て言うか、取れる気がしねぇよ
そしてドットと話してて気づいた
アイリス)…(誰かいるな…別の魔力を感じるな…多分、ファーストの取り巻きか部下だな)
ファーストはある組織の長だった…しかも結構デカイ組織の…
ドットに目線を送ると頷いた
アイリス)…
魔法でペンを動かし紙に文字を書く「誰かいる、危なそうなら下がれ」と、ドットは頷きそれを合図に…
ダンッ
地面を強く踏み扉を開けると同時に魔法陣を展開した
男)んなっ!
アイリス)ドット!攻めろ!
ドット)おうよ!
ドットが攻め私は援護に移る
男は逃げようと箒を出したがドットの魔法で箒は焼け焦げ私の拘束魔法ですぐに捕まった
アイリス)よーし、何とか捕まえられたな
ドット)そう…だ……ナ
ドットはゆらりと立ち上がりこちらに歩いて来た
ドット)……
アイリス)へぇ…まさか……「乗り移り」とは…本体は他にいるのか……
雰囲気が一瞬で代わり流石の私でも軽く警戒心を持つレベルだ
アイリス)…ドット…お前まさかそこまで弱かったとは……
走って部屋から飛び出し魔法を使っている本体を探し始めた
アイリス)ッ…(ドットがウザイな…魔力探知で探してもドットの魔力だけしか感知出来ないな…)
周りをキョロキョロとみながら本体を探しているが全くおらず後ろからドットの魔法が飛び交ってくる
アイリス)うぉっと!(クッソ…ほんの少しでも本体の魔力が漏れたら分かるのに…)
魔法を使って逃げ回りたいがそれじゃ本体をどこで逃すか分からないため全力疾走中
アイリス)はぁ…はぁ……
逃げている最中、ドットの「うぎゃあ!?」という悲鳴が聞こえ後ろを見るとマッシュに締め上げられていた
アイリス)はぁ…はぁ……ま、まっしゅ…ど、どーして…
マッシュ)な、なんと言うか…ドットくんが暴れて居たから抑えているんだけど…
アイリス)な、ナイス…だけど……大丈夫…?
マッシュ)??大丈夫…だけど……
アイリス)な、なら良かった…はぁ…はぁ…そ、そうだ!お前どっかで地面に倒れ込んでるヤツ見なかった!?
マッシュ)え?あ〜…見た…かも?
アイリス)な、なら良かった…どこで見た!?
マッシュ)えっと…確か学生寮の……どっかのベランダで…
アイリス)っしゃ!学生寮なら簡単だ!
アイリス)そのまま抑えておけよ!(乗り移りなら魔力持ちしか乗り移れないから多分…行けるな……)
マッシュ)あ、は、はい…(ドットくん何やったんだろ…)
学生寮
アイリス)!!(やっと見つけた!本体!)
微かに漏れている魔力を感知して向かいに行くと結界でガッチリ保護されている男を見つけた
アイリス)これは…物理魔法無効系か…
魔法陣を展開して無効系の魔法を使うと結界は解けた
アイリス)さ、て、と…叩き起すか
寝ている男の顔を蹴り飛ばそうとしたらドットの火球が飛んで来た
アイリス)チッ…もう邪魔が入ったか…
ドット)……
拘束してやろうと魔法陣を出すと魔法陣の書かれた場所を破壊された
アイリス)しゃーねぇな…「サモン」グングニル
魔法陣から槍が現れ私の手元に収まった
アイリス)お前の目的は私の鍵か槍か…どっちだ
ドット)リョウ、ホウ…オマエノ、イノチモ……モクテキ、ダ
アイリス)ふーん…(魔力は本体寄りか…それならこれだけ連発しても平気なわけか…)
ドットの真下に結界を設置し直ぐに発動させるとドットは簡単に捕まった
アイリス)乗り移り系なら魔力は本体寄りでも魔法は宿主の魔法しか使えねぇからな、グングニル、見張り
青白い槍は形を変えガタイのいい男に変わり「かしこまりました、姫様」と、返事を返してきた
アイリス)さて…お前が離れるまで蹴ってやろうか笑
顔を蹴ってやろうと片足を振り上げるとクタッとしていた男は直ぐに目を開けナイフを構えてきた
アイリス)グル!
グングニル)はい!
グングニルは目の前に瞬時に現れ男を取り押さえた
アイリス)ったく、あとはお前の魔法を使えなくしてやれば…
紫色の瞳を出すと男は顔を引き攣らせた
アイリス)さて…お前は誰の差し金で来た、正直に話せば半殺しで済ませてやるけど?
男)お、覚えてない!
アイリス)ほぉ?そんな口が叩けるとはな…
男の顔の前に手をかざし男の魔力を解析すると微かにだが「洗脳系統」の魔力を感じとった
アイリス)ふむ…確かにそうだな、記憶はどこからない ?
男)え、えっと…数日前…から?ココ最近の記憶は無い…です
アイリス)マジか…悪いな、驚かせたな
男)い、いえ…あの、一体何があったのです…?
アイリス)企業秘密、だが…非常事態ってのはわかってくれ…申し訳ない、痛くないか?
男)あ、いえいえ!
その後、ドットを離し男を正門まで連れていき見送った