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⚠️36×26 エセ関西⚠️
「…サム」
「ふとん、入れてや」
『…はぁ?またなん?』
侑の言葉に眉を顰める治。
最近、侑はよく治に甘える。
昨日も一昨日も、同じことを言われたのだ。
『今日は自分のベッドで寝ろや』
『お前が横に来ると暑苦しいんじゃ』
治は静かに侑のお願いを断り、悪態をつく
そしたら案の定、侑はしょぼくれた表情になった。
「…っ…ちょ、ちょっとぐらい…ええやん…な?」
唇を尖らせて、上目遣いで放したその一言はかなり可愛らしく、まるで捨てられた大型犬の様だった。
『…わかったから、そんな顔すんなや!アホツム!』
その姿にきゅんときた治は、結局折れてしまった。
「…!ふふ、やっぱサムはちょろいなぁ〜」
侑は嬉しそうに顔を緩ませると、治の横に入って体をぴったりと密着させた
「…ん。サムの匂いする」
侑は治の胸元に顔を埋めると、安堵したように肩の力を抜いてくんくんと鼻を動かす
そんな姿が可愛らしくて、治の口元が少し緩む
『…ツム、最近甘えん坊やな』
治が静かにそう言って侑の頭を優しく撫でると、侑は「んふふ」と声を漏らし、猫みたいに目を細めて胸元にぐりぐりと頭を押し付けた
「…ただ、サムに甘えたいだけや」
「…サムは、甘えん坊の俺 嫌いなん…?」
『…嫌いなわけないやん。寧ろ、好きや』
治の一言にドキリとした侑は、顔を隠すように更に胸元に顔を押し付けた。きっと今の顔は、ひどく緩みきってるから。
「…ふぅーん」
「…なぁ、明日も一緒に寝てええ?」
『…しゃーないな』
そう言うと、治は侑の頬を両手で包むと顔を持ち上げ、静かに唇を重ねた
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