「――そうか、お前には話したんだな」
「はい……あの、色々とお話聞きました、すみません」
「バカ。何で謝んだよ」
ルチオが低く笑った。
「ユズナは意地っ張りだからさ」
ロメは顔を上げた。
「大昔に吐いた言葉のこと、ずっと気にしてんだよ。俺は気にしてねえのに、負い目を感じちまってるみてーでな」
呟くルチオの目は優しい色をしていた。
チサのことを話す時と同じ目だ。
この顔をユズナに見せてあげたいような――……それはやっぱり、少し嫌だな、と思うような――……
「……話、きいてくれてありがとな」
「いえ……」
ロメは目を伏せ、ルチオの胸にぼすんと顔をうずめた。
「ロメ*****************
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