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※これはストーリーです。
タイトくんが死んでから、僕は、ずっと思っている。
「なんで、あの時死ななかったんだろう。」って。
僕は、この学校に来る前から、親に殴られたり暴言はかれたりしてる
「あんた、バカじゃないの?」とか、「おまえは、悪魔だな。」とか。
正直言って辛かったんだよね。
友達がいるから、少しは、生きたいと思えた
でも、今まで、友だちになった子は全員死んだ。
自殺や他殺で。
思ってた。
僕は本当に悪魔だなって。
いや。死神だな。
だから、僕が死んだらこれ以上の犠牲はでないと思ってた。
あの時僕がコケて、殺されそうになった時、一瞬は「死にたくない」って思ったけど、
その後、「あ。ここでもう死んじゃえばいいじゃん。」って思って、
死ぬ覚悟はできていた。
でも、タイトくんが庇ったから僕が死なずにタイトくんが死んだ。
そしてお葬式の日。
僕はタイトくんが入っている棺桶に向かってこういう。
「タイトくん、、、なんであの時庇ったの、、、?」
返事なんか来ない。そう思ってたけど、、、
タイトくんの声が聞こえた。
「だって、テイトくんは僕の一番の大切な友達だったもん。だから、死んでほしくなかったから庇ったんだ。」
「そうだったんだ、、、」
「ねえ。テイトくん。最後におねがいしていい?」
「お願い?どんなおねがい?」
「僕の分まで、幸せになって生きてよ。」
「タイトくんの分まで、、、うん、、、もちろん!」
「ありがとう。僕はずっとテイトくんのことを見守るよ。」
「タイトくん、、、ありがとう、、、!」
僕はこれからの人生、タイトくんの分まで生きることを決意した。
END