※フライギ、政治的意図はない
「おし、出来たよ」
(フランスが料理と皿を机に置く)
『有難う御座います。今日は魚料理ですか』
「そう、イギリスって島国だし魚料理好きでしょ?」
『そうですね。ではいただきます』
(フランスとイギリスが料理を食べ始める)
『そういえば、昔フランスは私の事どう思っていましたか?』
「昔ってどれくらい昔?」
『帝国全盛期周辺です』
「あー、あの頃は凄い目障りだなって思ってた」
(イギリスが微笑する)
『まぁそうでしょうね、私もそのように思っていました。基本的にその時代は全員が全員を目障りだと思っていましたしそれが普通ですね。』
「まぁ………でも…………可愛かったよ」
(イギリスが少し驚くもすぐに表情を戻した)
『…そうですか、面白いジョークですね』
「いや本気だよ」
(イギリスが疑問の目をフランスに向ける)
「あの頃は…可愛かったよ。僕が少しでも台頭すると焦るのも、共通の敵が現れたら何事もなかったかのように協力するのも、冷静なふりして感情がバレバレなのも、好きだった。」
『…………そういうところ、変わりませんよね』
「まぁね」
(料理を食べ終える)
『美味しかったです。食器は私が片付けます』
(イギリスが席を立ち、机にある食器を片付け始める)
「有難う」
(フランスも席を立ち、ソファーに座る)
(イギリスが食器を洗い終え、リビングに戻るとフランスがイギリスの方を向いた)
「ねぇイギリス、こっちおいでよ」
(イギリスがフランスの方を向く)
『絶対何かしますよね?』
「いやしないよ、リラックスしよう」
(イギリスが少し警戒しながらフランスの隣に座る)
「そんなに警戒する程なの?」
『貴方なら何してもおかしくありませんからね』
「酷いな………」
「でさ、昔の話で思い出したんだけど、ドイツ未だに怖いんだよね」
『気持ちはわかりますよ。また台頭されたら困ります』
「そうそう、なんならロシアより怖い」
『そうですね』
「~~~」
『~~~』
(昔について話している。楽しそう)
「そうそう、やっぱり陸軍って重要だよ」
(会話の最中、さり気なくフランスがイギリスと恋人繋ぎをする)
『…………やっぱり何かしましたね』
(イギリスがそっぽを向く)
「別にこれくらい良くない?そういえば小さい頃良く手繋いで歩いてたよね」
『確かにそうですね。懐かしいものです』
(フランスがイギリスの顔を覗く)
「ねぇなんでそっち向いてるの?もしかして照れてる?」
『いえ別に………』
(フランスが繋いでいない手をイギリスの頬に当てる)
「あっつ、やっぱ照れてるよね?」
(イギリスがフランスの手首を優しく掴み、頬から離す)
『平均体温が高いだけですよ』
「あれでもコロナ禍で会議に出席する為に体温測らなきゃいけなかった時に、毎回35.7℃とかじゃなかった?」
『いやそんな具体的な数値覚えているの気持ち悪いですね……』
「酷くない?酷くない?酷いよ?…まぁいいか」
(イギリスに酷いアピールを行い、イギリスの肩に顎を乗せる)
『本当、貴方はそれが好きですよね』
「これを何十年とやり続けている割には、君は何時まで経っても慣れないよね」
「……前から、っていうか50年位前から思ってたけど、手袋をした上で手繋いでこんな反応ってことはさ、もしかして恋愛経験ゼr」
『買い物へ行ってきます』
(フランスの言葉を遮り、席を立つ)
「あーまってごめんって!僕も行くよ」
コメント
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口角が下がりませんどうしてくれるんですが?