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学校へ着き、友がドアを開けた瞬間、ざわついていた教室は静かにやった。
友「…」
友(いつものことだから慣れてっけど…やっぱ気分悪りぃや)
??「お、ぉはよ~…如月さん…」
いつも声だけは掛けてくれるクラスの人気者。彼女はおとなしそうな見た目の割には明るく、ムードメーカー的存在、
**「七瀬 春風」**だ。
友「ぁ?…あぁ、はよ」
春風「あ、ご、ごめんね!気に障ったかな…?」
友「別に。」
そう言って友は、まだ喋っている春風なんて気にせず自分の席に着いた。
友(あんなのどうせ「私は誰にでも話しかけれるいい子なの!」とか思ってるだけのやつだろ。気持ち悪りぃ。
…気分悪りぃや、一限目はサボろう。)
そう思い友は屋上へと向かった。
屋上に出ると、気持ちのいい風が友の頬を撫でる。
友(寝るのには丁度いい天気と気温だな。)
友「一眠りしますかね〜…」
友(…今日見た夢のあいつ、また出てこねぇといいけど)
そう思いながらも友は眠りについた。
友「ん…ふぁあ〜.今何時だ?」
友「…10時40分、2限目の終わり…
…3限目は出てやるか」
友(数学だしな)
数学教師「こうなるからしてここには6を当てはめる…〜〜」
友(…つまんねぇ…)
友は退屈そうに校庭を眺めた。
数学教師「…おい!如月〜?ちゃんと聞いてるか?」
友「聞いてま〜す」
数学教師「なら、この問題解いてみろ」
そう言いながら黒板に書いてある問題をさす。
友「う~っす」
スラスラスラスラ
友「はい、あってるでしょ?」
友は呆れたような顔で言った。
数学教師「あぁ、正解だ。疑ってすまなかったな。戻っていいぞ。」
友「うぃ~」
クラスメイト1「不良のくせに勉強できるのなんなんだろうな」コソッ
クラスメイト2「いやそれな」コソッ
友(聞こえてるっつの…てかいいだろ別に勉強出来たって…)
友「…チッ」
クラスメイト1、2「ひっ」
友(怯えんなら俺の気に触ることすんなやアホ共)
友(やっぱこのクラスの奴らはみんな嫌いだ…)